https://www.kogensha.jp

松本雄司氏の
夫婦愛を育てる16のポイント 40
15 一緒に泣いて、笑って③

 アプリで読む光言社書籍シリーズ第15弾として、「夫婦愛を育てる16のポイント」を毎週日曜日配信(予定)でお届けします。
 『愛の知恵袋』でおなじみの松本雄司氏が『祝福家庭』誌に連載していた「夫婦愛を育てるために」の書籍版です。男と女の違いから夫婦の愛・夫婦生活に至るまで、ポイントを分かりやすく解説し、まとめています。

松本 雄司・著

(光言社・刊『夫婦愛を育てる16のポイント』より)

一緒に泣いて、笑って

一緒に泣く
 愛する人が亡くなった時、一緒に泣く。自分を犠牲にして人を救った人のニュースを聞いて胸を打たれる。愛情深かった親を思い出して涙を流す。子供のけなげさに触れて泣く。マラソンで自己の限界を超えて走り抜いた選手に胸を熱くする……。

 毎日の生活の中で、感動は無数にあります。

 私の場合、テレビを見ても、本を読んでも、音楽を聴いても、よく涙を流します。涙を流したあとは、不思議に、爽(さわ)やかな気持ちに包まれるのはなぜでしょうか。

 いずれにせよ、私たちは、もっともっと思いっきり、泣いたり、笑ったりしても、いいのではないでしょうか。

 特に、夫婦で、親子で、心の底から一緒に笑ったり、泣いたりすることは、大切なことではないかと思います。

感動を共有する
 一緒に泣いた友達、一緒に笑った家族……。そんな思い出は、一生涯、忘れられないものです。その瞬間は、完全に情が一つになっている瞬間なのです。そんな感動体験の積み重ねによって、深い心の絆(きずな)が生まれます。

 親子で大自然の感動に触れましょう。

 夫婦でテレビを見て、一緒に笑い、一緒に泣きましょう。また、夫婦水入らずの時間をもって、感じたことを話し合うことができれば、もっと素晴らしいことです。

 一生涯、親なる神様と喜怒哀楽を共にして来られたのが、天地人真の父母様です。

 その真の父母様を慕いながらみ旨の道を歩む者として、真の父母様と共に生き、共に泣き、共に笑うことができれば、永遠の世界に行ったとき、神様と真の父母様の近くに侍(はべ)ることができるに違いありません。

◆ ◆ ◆

 神様が最高に喜ぶメロディーが何かといえば、男性と女性が互いに喜ぶ永遠なる夫婦の笑い声なのです。そのような夫婦が世の中を理解して抱くことができ、宇宙全体を受容できる心で生を営むとき、笑いは自然発生的となります。そのような男女の美しい姿が、神様の前に一輪の花でなくて何でしょうか。(『祝福家庭と理想天国Ⅰ』1210頁)

《ポイント!》
一、夫婦で、思いっきり泣こう。
二、親子で、思いっきり笑おう。
三、感動を共有する家族になろう。
四、笑いと感動で、スイッチ・オン。

---

 次回は、「一緒に泣いて、笑って④」をお届けします。