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幸福を引き寄せる家庭の生活習慣 42
ために生きて、人生の痕跡を残す

 アプリで読む光言社書籍シリーズ第14弾として、「幸福を引き寄せる家庭の生活習慣」を毎週火曜日配信(予定)でお届けします。
 実行すれば誰もが幸せになれる、ぜひ身に付けたい生活習慣を紹介します。

浅川 勇男・著

(光言社・刊『幸福を引き寄せる家庭の生活習慣』より)

第二部 幸福を引き寄せる昼の生活
ために生きて、人生の痕跡を残す

 聖路加国際病院名誉院長であった日野原重明さん(1911-2017)は、1970年に起きた「よど号ハイジャック事件」に遭遇しました。その時、58歳でした。

 無事に解放されましたが、日野原さんの人生は決定的に転換しました。いのちは神様から与えられたものであり、「自分以外の誰かのために使うこと」を決意したのです。神様から生かされている感謝を人々への奉仕でお返ししようとしたのです。

 「使命」とは、「神様と人々のために命を使うことだ」と悟ったといいます。日野原先生は105歳まで生きて使命を全うされました。

 「人生八十年」と言われた時期がありました。文鮮明先生は、八十年の中で、眠る時間、生活の資を得る時間、遊ぶ時間、諸々の雑事に追われる時間などを除外すれば、自分自身のために使える時間はわずか七年だけだと結論付けています。その貴重な七年をどのように使うかで、人生の価値が決定するというのです。他人を犠牲にしてまで自己中心に生きれば、人の心に恨みの痕跡を残します。自分を犠牲にして人々のために生きれば、人の心に感謝の痕跡を残すことになるのです。

 「ですから、人生いかに生きるべきか、ということに対する答えは簡単です。愛によって生まれたのですから、愛の道を求めて生きなければなりません。父母の限りなく深い愛を受けて生まれた命なので、生涯その愛を返して生きなければならないのです。それこそが、私たちが人生において自らの意志で選択できる唯一の価値です。私たちに与えられた七年という時間の中に、どれほど多くの愛を満たしたか、ここに人生の勝敗がかかっています」(『平和を愛する世界人として』255ページ)

◎ポイント
どれほど多くの愛を満たしたか、そこに人生の勝敗がかかっている。

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 次回(7月20日)は、「夫と妻は、互いの『心のおうち』」をお届けします。


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