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松本雄司氏の
夫婦愛を育てる16のポイント 34
13 豊かな性生活②

 アプリで読む光言社書籍シリーズ第15弾として、「夫婦愛を育てる16のポイント」を毎週日曜日配信(予定)でお届けします。
 『愛の知恵袋』でおなじみの松本雄司氏が『祝福家庭』誌に連載していた「夫婦愛を育てるために」の書籍版です。男と女の違いから夫婦の愛・夫婦生活に至るまで、ポイントを分かりやすく解説し、まとめています。

松本 雄司・著

(光言社・刊『夫婦愛を育てる16のポイント』より)

豊かな性生活

二人が満足できる性生活
 次に、夫婦二人が共に満足できる性生活を送る秘訣(ひけつ)を、ワンポイントだけお話しします。

 夫婦生活を登山に例えて見ましょう。まず、基礎知識ですが、男性は短時間で頂上に登り、頂上に着いたら眠くなってすぐ下山してしまいます。しかし、女性は頂上を極めるのにかなり長時間を要します。また、頂上に着いたらしばらくいい眺めに浸って、ゆっくり下山します。ここが、根本的に、男性と女性では違います。

 実は、夫だけが頂上に登って、妻は登れないまま下山するというご夫婦の場合、その原因のほとんどは、前戯の不足です。したがって、夫も妻も共にオーガズムを経験できる方法は、次のとおりです。

①夫は十分な時間をかけて妻に愛撫(あいぶ)を与え、いったん、前戯だけで妻を頂上に連れて行き、妻が頂上の感動の余韻に浸っているうちに、夫も一気に頂上に駆け上る。
――これは、最も確実な方法です。

②もう一つの方法は、同じく十分な時間をかけて愛撫を与え、妻が九合目あたりにさしかかったとき、夫に合図を送って、そこから二人で一緒に頂上を極める。
――これは、より高度になりますが、二人がほぼ同時に、頂上の感動を極めることができる方法です。

霊界での夫婦の愛
 李相軒(イサンホン)先生は霊界の天国での夫婦の愛し方について、次のように啓示で教えてくださいました。

 「互いに愛で一つになるから、夫婦の姿は、夫婦生活それ自体が、神様の前に無限の愛の実体の姿として現れます。正に、喜びを捧げる場面です。花の中で、大きくうねる波の上で、青い芝生の上で、鳥たちがさえずる山の中で、森の中で、愛するとき、周囲にいるすべての万物たちが、踊り踊って受け答え、神様の美しい燦爛(さんらん)たる光に包まれるという場面は、肉身を身につけている私たちの常識としては、到底理解ができないことです。ところが、一つになれない夫婦は、やはり霊界でも寝室でだけ愛するというのです。一方が完成できなかったり、欠陥があれば、その一方が完成するまで待たなければならないが、その時間は言い表せないほど長い時間であり、約束することができないのです」
(『霊界の実相と地上生活』より)

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 次回は、「豊かな性生活③」をお届けします。