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統一原理127のポイント 110
蕩減期間における四、十二、二十一、四十数の根拠

 アプリで読む光言社書籍シリーズ第8弾、「統一原理127のポイント」を毎週日曜日配信(予定)でお届けしています。

(光言社・刊『統一原理127のポイント~百日修練会の試験問題と模範解答から』より)

第三章 摂理歴史の各時代とその年数の形成
109 信仰基台を復帰するための数理的な蕩減期間における四、十二、二十一、四十数の根拠を説明してください。(『原理講論』、444~448ページ)

 神は数理的にも存在し給う方であるために、人間を中心とする被造世界は、無形の主体であられる神の二性性相の数理的な展開による実体対象です。したがって、人間始祖は、数理的な成長期間を経たのちに、数による「信仰基台」を立てて、数理的な完成実体となるように創造されました。これが、堕落によってサタン主管圏に落ちたため、これを復帰するには、ある条件を立て、サタンの侵入を受けた数を復帰する数理的な蕩減期間が必要となるのです。

 十二数:四位基台は、その各位で各々成長期間の三段階を経て、合計十二数の数理的な成長期間を完成し、十二対象目的を完成することにより、十二数完成実体とならなければなりません。したがって、アダムが「信仰基台」を立てるべきであった成長期間は、十二数完成期間でした。したがって、これを蕩減復帰する中心人物は、十二数を復帰する蕩減期間を立て、「信仰基台」を蕩減復帰しなければならないのです。

 四数:未完成のアダムとエバは、成長期間の三段階を経て、第四段階である神の直接主管圏内に入って、四位基台を完成し四数完成実体とならなければなりません。したがって、彼らが「信仰基台」を立てる成長期間は、四数完成期間でもありました。これを蕩減復帰する中心人物は、四数を復帰する蕩減期間を立てて、「信仰基台」を蕩減復帰しなければなりません。

 二十一数:未完成にあった人間始祖は、二十一数による「信仰基台」を立て、創造目的を完成し、二十一数完成実体とならなければなりません。被造世界が完成されるには、神を中心として人間と万物世界が三位一体となり、四位基台を造成しなければなりません。すなわち、成長期の三期間(時間性)を経て、三対象目的を完成し、四位基台をつくり、東西南北の四方性(空間性)を備えた被造物として位置を決定しなければなりません。

 被造物が時間性と空間性をもつ存在として完成されれば、三数(天の数)と四数(地の数)とを合わせた七数(天地完成数)完成の実体にもなるため、一つの期間の完成も七数完成期間として見ることができます。ゆえに、成長の三期間は、各々七数を完成していくと、全成長期間は二十一数の完成期間となります。したがって、これを蕩減復帰する中心人物は、二十一数を復帰する蕩減期間を立てて「信仰基台」を蕩減復帰しなければなりません。

 四十数:被造物が創造目的を完成するには、成長期間の三段階の各期間を各々三段階(計九段階)を経て、第十段階である神の直接主管圏に入り、神と一体とならなければなりません。ゆえに十数を帰一数といいます。

 それゆえ、アダムとエバを中心とする四位基台は、その各位が、各々成長期間の十段階を経て、合計四十数の数理的な成長期間を完成することによって、四十数完成実体となります。したがって、これを蕩減復帰する中心人物は、四十数を復帰する蕩減期間を立てて「信仰基台」を蕩減復帰しなければなりません。

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 次回(5月2日)は、「士師時代を説明してください」をお届けします。