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松本雄司氏の
夫婦愛を育てる16のポイント 23
9 相手を生かす言葉②

 アプリで読む光言社書籍シリーズ第15弾として、「夫婦愛を育てる16のポイント」を毎週日曜日配信(予定)でお届けします。
 『愛の知恵袋』でおなじみの松本雄司氏が『祝福家庭』誌に連載していた「夫婦愛を育てるために」の書籍版です。男と女の違いから夫婦の愛・夫婦生活に至るまで、ポイントを分かりやすく解説し、まとめています。

松本 雄司・著

(光言社・刊『夫婦愛を育てる16のポイント』より)

相手を生かす言葉

水は言葉に反応する
 驚くことに、無機物と思われている”水”も、人間の言葉に明確に反応することが分かっています。I.H.M.総合研究所所長であり、『水は答えを知っている』の著者である、江本勝氏は、長い間の研究の結果、水が発する波動や、水が見せてくれる結晶の姿から、”水が明らかに人間の言葉や文字に反応している”ことをつきとめました。その水の結晶写真は、本や映像で公開され、世界中の人々に、驚きと感動を与えています。

 都会の水道水はゆがんだ形にしか結晶せず、名水と言われる天然の水はきれいな結晶を結びます。さらに数多くの実験の結果、毎日「ありがとう」という言葉をかけた水の結晶は、形の整ったきれいな六角形の結晶を結びましたが、毎日「ばかやろう!」という言葉をかけた水の結晶は、まともな形も成せず無残に破壊されたような姿の結晶になりました。

 音楽を聞かせてみると、名曲と言われるクラシックを聞いた水の結晶は、それぞれに、きれいな姿を現し、ヘビーメタルの騒々(そうぞう)しい曲を聞かせた水の結晶は、壊れたような姿になります。

 これらは、音や声を聞かせた場合ですが、文字でも同様の結果でした。びんに、「愛・感謝」の文字を書いた紙を貼(は)り付けておいた水の結晶は、最高に高貴で美しい姿になりました。しかし、「むかつく、殺す」と書いた紙を貼っておいた水の結晶は、見る影もないいびつな姿でした。

無視されることの痛み
 小学生が行った実験ですが、同じ御飯を入れた三つのびんを準備して、Aには、「ありがとう」の文字、Bには、「ばかやろう」の文字、Cには、白紙を貼(は)りつけて、さらに、毎日、学校から帰るたびに、Aには「ありがとう」、Bには「ばかやろう」と声をかけ、Cは無視しました。一カ月後、Aの御飯は発酵して黄色くなって麹(こうじ)のような香りになり、Bの御飯は、腐敗して真っ黒になりました。しかし、意外なことに、最初に腐敗したのは何もしないで放置しておいたCの御飯でした。

 これを見ると、「ばかやろう」と言われることよりも、完全に無視されることが、もっと悲しいことなのだということを教えられている気がします。

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 次回は、「相手を生かす言葉③」をお届けします。