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松本雄司氏の
夫婦愛を育てる16のポイント 24
9 相手を生かす言葉③

 アプリで読む光言社書籍シリーズ第15弾として、「夫婦愛を育てる16のポイント」を毎週日曜日配信(予定)でお届けします。
 『愛の知恵袋』でおなじみの松本雄司氏が『祝福家庭』誌に連載していた「夫婦愛を育てるために」の書籍版です。男と女の違いから夫婦の愛・夫婦生活に至るまで、ポイントを分かりやすく解説し、まとめています。

松本 雄司・著

(光言社・刊『夫婦愛を育てる16のポイント』より)

相手を生かす言葉

動植物も反応する
 植物実験でも、興味深い報告が多数あります。育てている花に向かって、毎日優しい声をかけるとよく育ち、きれいな花を咲かせます。ほとんど声をかけなかった花のほうは、かわいそうなくらい元気がありません。

 花木に「モーツァルト」の音楽を聴かせると、きれいな花が咲くという実験もありましたし、野菜や草花にクラシック音楽を聴かせて、栽培効果を上げる農法もあります。

 動物が我々の言葉や愛情に反応することは、もはや言うまでもありません。動物を大事に飼ったことがある方なら、だれでも経験するでしょう。牧場で「乳牛」にクラシック音楽を聴かせると、「お乳」の出がよくなったという話もあります。

 私は植物だけでなく動物も好きで、小さいころから、各種の昆虫や、鳥や、魚を飼いました。犬のメリーは、家族全員の心をどんなに慰めてくれたことでしょう。最後には、猿を飼いましたが、その猿が私の母の懐に抱かれて息を引き取ったときは、家族はみんな泣きました。

 人間の言葉には、水でさえも反応する。植物も動物も反応する。ましてや、万物の霊長たる人間の心が反応しないはずがありません。にもかかわらず、我々は、平気で人の心を傷つけるような言葉を毎日放(はな)っています。これからは人の心を癒(いや)し、喜びを与えることのできる言葉を選んで口にしたいものです。

驚くべき祈りの力
 江口氏の行ったもう一つの興味深い実験があります。琵琶(びわ)湖に350人の人が集まって、湖に向かって世界の平和と水への感謝の祈りを捧げました。祈りの前と後の湖水を汲(く)み取って結晶を観察すると、祈祷後の水は美しい結晶を見せました。コップに入れた水に対して、「ありがとう!」と感謝の祈りをしても、同様の結果が得られるそうです。

 最近は電磁波の影響が心配されていますが、携帯電話やテレビやパソコンの側に置いた水や、電子レンジで温めた水の結晶は、電磁波の影響で無残に破壊されているそうです。塩素が入った都会の水道水も結晶が崩れています。

 これらの水を飲むときには、「ありがとう!」と一声かけて、感謝の祈りを込めて飲むのがいいでしょう。なぜなら、いったん壊れた水も、人間の“思念”で優しい愛情を注ぐと、再び美しい結晶を取り戻すことが確認されています。こうしてみると、食前に感謝のお祈りをして、食事を頂くという習慣は、実に素晴らしいことだと言えます。

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 次回は、「相手を生かす言葉④」をお届けします。