シリーズ・「宗教」を読み解く 157
3.11東日本大震災10年の祈り①
地元平和大使協議会代表と一緒に祈りをささげる

ナビゲーター:石丸 志信

 3月5日、私はIAPD-Japan(平和と開発のための宗教者協議会)コーディネーターとして全国の宗教者平和大使の祈りを携え、仙台と石巻を訪ねた。
 間もなく東日本大震災から10年。宗教者平和大使は震災発生当初から犠牲者の追悼と被災地の復興を折に触れて祈ってきた。

 発生3カ月目には、スタッフで現地を訪問、「がんばろう!石巻」の看板が立つ石巻・南浜で祈った。
 3年後の2014年には、神道、仏教、キリスト教指導者ら数人と共に、石巻で追悼慰霊式典を行った。

 今回、数年ぶりに同じ場所を訪ね、地元平和大使協議会代表と一緒に祈りをささげることができた。
 5日の朝、仙台に向かう東北新幹線は、先月13日に発生した地震の影響で臨時ダイヤ。いつもよりも1時間余計に時間をかけてゆっくりと走っていた。
 車中ではカバンに入れてきた『PRAY FOR JAPAN-3.11 世界中が祈りはじめた日-』(Prayforjapan.jp編 講談社、2011)を取り出しページをめくった。

 「日本のために祈っています。一つだけである地球、そしてその中に住んでいる私たちは皆家族です。…」(10ページ)
 地震発生直後、国内外からウェブ上に届いた祈りや励ましのメッセージ、心温まるエピソード。その当時の光景がよみがえり、涙があふれ出た。