シリーズ・「宗教」を読み解く 156
国連「世界異教徒間の調和週間」記念行事③
違いを認め、互いに尊敬し合う超宗教運動を

ナビゲーター:石丸 志信

 「第113回 超宗教フォーラム」は、全国各所をオンラインで接続して開催され、神道、仏教、キリスト教を代表する宗教者や各分野の平和大使ら約80人が集った。

 魚谷俊輔UPF(天宙平和連合)事務総長の講演に先立ち、「平和の祈り」の時間が持たれた。イスラム、仏教、神道、キリスト教の代表者がリレー形式で「平和の祈り」をささげ、UPF創設者の祈りで結ばれた。

 講演後、IAPD-Japan(平和と開発のための宗教者協議会)コーディネーターの石丸志信・世界平和宗教連合会長が活動報告をし、超宗教フォーラムなどを通じて10年間にわたって行われてきた国連「世界異教徒間の調和週間」をサポートする取り組みと、2020年以降のIAPDの活動を振り返った。その後、福岡、広島、熊本など各現場から活動報告が行われた。

 続いて総括として川上与志夫IAPD-Japan会長が所感を述べた。

 川上会長は、「愛は行動である」(ヴィクトル・ユーゴー)という言葉を紹介。祈りも行動である。神への賛美、感謝、その次に祈願、行為となり、その上で神を動かすことができるのではないかと述べた。
 その上で、宗教間が違いを認め、互いに尊敬し合っていこうとする文鮮明総裁の理念と実践に改めて感動したと明かし、小さなことから始めていこうと参加者を激励した。

 最後に、UPF創設時の文総裁の基調講演文(「天宙平和統一王国創建の真なる主人Ⅰ」2006年4月10日)を読み、UPFのビジョンを確認した。