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統一原理127のポイント 101
十災禍の意義を説明してください

 アプリで読む光言社書籍シリーズ第8弾、『統一原理127のポイント~百日修練会の試験問題と模範解答から』を毎週日曜日配信(予定)でお届けしています。

(光言社・刊『統一原理127のポイント~百日修練会の試験問題と模範解答から』より)

第二章 モーセとイエスを中心とする復帰摂理
100 十災禍の意義を説明してください。(『原理講論』、365~366ページ)

[理由]
 ヤコブがハランでの二十一年間の苦役生活で、ラバンに十回も欺かれ、また、パロも民族を過度に苦役させたうえ、十回も彼らを解放すると言いながら、そのつど、欺いたので、これらに対する蕩減です。

[意味]
1 エジプトの側には、三日間の暗闇があり、イスラエルの側には、三日間の光明がありました。これは、将来イエスが来られたのち、サタンの側は暗闇となり、神の側は光明となって、サタンの側と神の側とが分岐されるということを表示されたものです。

2 エジプトの長子と家畜の初子をことごとく打たれました。イスラエル民族は羊の血をもってこれを免れました。
 これは、将来イエスが来られたならば、長子の立場をもって摂理路程を先行して出発したサタンの側は亡び、次子の立場である神の側はイエスの血の代贖(だいしょう)によって救われることを見せてくださったのです。

[神が災禍の奇跡のたびにパロの心をかたくなにされた理由]
1 パロとイスラエル民族に、神の能力をはっきりと見せ、神はまさしくイスラエルの神であられるということを悟らしめるためです。

2 パロにイスラエル民族を捕らえることを断念させ、自己の無力を悟らしめ、彼らに対する未練をもたないようにされるためです。

3 イスラエル民族をして、パロに対する敵愾心(てきがいしん)を抱くようにさせ、エジプトに対する未練を断つようにさせるためです。

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 次回(2月28日)は、「十戒を受けるに当たり、モーセが断食をしなければならなかった理由とは何か、また神が幕屋をつくらせられた理由は何かを説明してください」をお届けします。