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統一原理127のポイント 100
三大奇跡の意義を説明してください

 アプリで読む光言社書籍シリーズ第8弾、『統一原理127のポイント~百日修練会の試験問題と模範解答から』を毎週日曜日配信(予定)でお届けしています。

(光言社・刊『統一原理127のポイント~百日修練会の試験問題と模範解答から』より)

第二章 モーセとイエスを中心とする復帰摂理
99 三大奇跡の意義を説明してください。(『原理講論』、361~363ページ)

1 モーセの命令によって、アロンがその手に持っていた杖(つえ)をパロの前に投げつけたとき、それが蛇となりました。パロの魔術師も同じようにすると蛇となりました。ところがアロンの杖の蛇は彼らの蛇をのみ尽くしてしまいました。

 イエスが救い主として来られ、サタンの世界を滅ぼすということを象徴したものです。神として立てられたモーセの前で、奇跡を起こしたアロンの杖は、将来、神の前で奇跡を起こすであろう、権能的な面から見たイエスを象徴しました。また、杖は、身代わりの支え人、身代わりの保護者として、不義を打ち、真実なる道案内人の使命の面から見た、イエスを象徴したものでした。

 蛇になった杖は、悪なる人間たちを誘って善に導かなければならない善なる知恵の蛇として来られるイエスを意味しています。モーセの杖が魔術師の蛇をのみ尽くしたということは、イエスが天の蛇として来られ、サタンの蛇をのみ滅ぼしてしまわれることを象徴的に見せてくれたものです。

2 神の命令によって、モーセが最初に手を懐に入れたときには、その手がらい病にかかっていました。しかし、神の命令によって再びその手を懐に入れたときには、らい病にかかっていたその手が完全に回復して、元の肉のようになっていました。将来、イエスが後のアダムとして来られ、後のエバの神性である聖霊を送られることによって、贖罪(しょくざい)の摂理をされるということを、象徴したものです。最初に手を懐に入れて、不治のらい病にかかったということは、最初に天使長がエバを懐に抱くことによって、人間が救われ難い立場に堕落してしまったということを意味したものであり、再び懐に手を入れたとき、病気が完全に治ってしまったということは、人類の父性の神であられるイエスが来られて、人類の母性の神であられる聖霊を復帰し、再び全人類をその懐に抱くことによって重生せしめ、完全復帰することを表示されたのです。

3 川の水を陸地に注いで血になるようにされた。

 無機物(水)に等しい生命のない存在が、有機物(血)に等しい生命のある存在として復帰されることを象徴します。水は堕落して命を失った世間一般の人間を意味するので、この奇跡は将来イエスと聖霊とが来られて、命を失った堕落人間を、命のある子女として復帰されることを見せてくださったものです。

 以上の三つの権能は、将来イエスと聖霊が、人類の真の父母として来られ、全人類を子女として復帰し、サタンに奪われた創造本然の四位基台を復帰できる象徴的蕩減条件を意味します。

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 次回(2月21日)は、「十災禍の意義を説明してください」をお届けします。