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統一原理127のポイント 102
モーセの断食と、幕屋をつくらせた理由は?

 アプリで読む光言社書籍シリーズ第8弾、『統一原理127のポイント~百日修練会の試験問題と模範解答から』を毎週日曜日配信(予定)でお届けしています。

(光言社・刊『統一原理127のポイント~百日修練会の試験問題と模範解答から』より)

第二章 モーセとイエスを中心とする復帰摂理
101 十戒を受けるに当たり、モーセが断食をしなければならなかった理由とは何か、また神が幕屋をつくらせられた理由は何かを説明してください。(『原理講論』、374~376ページ)

 イスラエル民族はみな、不信に流れてしまいました。そしてついには、モーセまでが不信の行動をとるかもしれないという立場に陥ってしまいました。神は、たとえ人間は変わっても、変わることのできないある信仰の対象を立てなければなりませんでした。幕屋がそれでした。もしモーセまでも不信に陥ったとしても、その民族の中のある一人がモーセを代理して、最後まで幕屋を守るならば、また彼を中心としても、不信に陥った残りの全民族を復帰する摂理を再びなさることができたのです。

 メシヤを迎えるためには、「メシヤのための基台」がつくられなければならないのと同様に、象徴的なメシヤである幕屋を迎えるためにも、「幕屋のための基台」がつくられなければなりません。したがって、この基台を立てるためには、幕屋のために「信仰基台」と幕屋のための「実体基台」とが必要でした。モーセが幕屋のための神のみ言を信奉し、断食の祈りをもって「四十日サタン分立期間」をみ意にかなうように立てれば、幕屋のための「信仰基台」がつくられるようになっていたのです。

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 次回(3月7日)は、「岩を二打したことがなぜ罪となったのか説明してください」をお届けします。