周藤健先生の氏族メシヤ講座
宿命の道 13

 今、改めて家庭教会の勝利、神氏族メシヤの勝利の重要性が強調されています。
 そこで新たな段階での出発の時を迎えてこの2026年4月から、「氏族メシヤ」をテーマとした紙上講座(毎週金曜日〈予定〉)をお届けすることとなりました。
 内容は、周藤健先生(43双/20231222日聖和、享年92)が1996年当時に氏族メシヤに関するみ言の解説としてまとめられた冊子『【氏族メシヤ講座】宿命の道』です。30年の月日がたっていますので、必要に応じて用語の表記など、一部、編集部が加筆し、修正を加えました。
 神氏族メシヤ勝利のためにお役立ていただければ幸いです。

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氏族的メシヤに向かう姿勢

六. み言を語り、実力を養う

 もう一つは、み言を語らなければなりません。「原理講義をしなさい」ということです。これは、伝道に絶対必要なことです。ですから、まず原理講義の練習をしなければなりません。黒板講義も重要なのですが、それと同時に、30冊の『原理講論』を使って、対象者と一緒に座って読みながら伝道することもマスターしていかなければなりません。

 元、台湾の宣教師であるかたの証しをします。彼女はどちらかといえば、外交的に走り回る人です。それと対照的に、そのかたのご主人はあまり外交的に動きません。彼はみ言だけでいくのです。だれが来ても、み言を語ることに徹するわけですが、結局、み言を語っただけ人が復帰されているのです。

 真のお父様は、「伝道の実績は、どれだけみ言を語ったかということに正比例する」とおっしゃっています。ですから、伝道のシステムに任せて、修練会に任せて、自分自身ではみ言を語っていないのに、まるでベルトコンベヤーみたいに対象者をそこに送り込んで、気が付いてみたら信仰の子女が生まれていた。それでは、おそらく氏族メシヤ活動はうまくいかないのではないでしょうか。それでは、情的因縁がないので心情の核ができません。

 皆さん自身の生命を削って生命を与え、血を吐くような思いをしながら生命を与えていくような伝道をしないと、本当の意味において、心情の因縁を結ぶことはできないためです。

 皆さん自身で、生んで育てるのです。そうすることによって、皆さんに実力が付き、自信を持てるようになるのです。さらに、皆さん自身のみ言の基準が高まり、深まってくるのです。そうすると、どこに行っても何でもやれるようになります。

 もちろん、み言を聞いてもらえるようになるには、まず外的にも多く尽くして、相手を感動させなければなりません。しかし、真のお父様がおっしゃっているように、特に皆さんよりも年下の人に対しては、相当強烈にみ言を聞くようにさせ、引っ張ってもよいのです。

 最後に、氏族伝道において皆さんが行き詰まる点に関して述べておきたいと思います。尽くすことによって心情がほどけても、今までの伝道はみ言に相対できる人だけを探して取り組んでいきました。ですから、み言に相対できない人は簡単に全て切り捨てていったのです。

 自分の父はみ言に相対できない、霊界も信じなければ神様も信じない。相対できないから伝道対象から外しましょう。次に、母は優しくて良い人だけれどもみ言が分からない。これも外しましょう。兄はかちかちのクリスチャンでどうしようもないから、これも外しましょう。

 こうして皆、伝道対象から外してしまったら、誰が残るでしょうか。誰も残りません。これが今までの伝道方式とは違う、一番難しい点です。ですから、皆さん自身が実力を養わなければなりません。いかなる人をも包容できる実力です。そのような人々には、み言だけでは入っていけないのです。そのような時は、外的な私たちの発展している様子を紹介できるように、準備してほしいのです。

 例えば、科学者会議や他の国際会議などの内容や、さらに真の父母様が世界をどのように導こうとしておられるかという内容。あるいは、ゴルバチョフとエリツィンの対立を真の父母様が解決してあげた内容などを紹介してあげるといいのです。

 また、旧ソ連が一度は民主主義社会になったにもかかわらず、再び共産革命をしようとした時に、統一原理を受け入れた3000人の学生が、戦車の前に立ちはだかって戦車を止めたということも、話してあげるといいのです。その時に新聞に載った写真なども見せるのです。そして、あの時の問題を解決したのは統一教会であったことを証しするのです。

 そうすれば、「へえー、そうだったの」ということになります。CIS(独立国家共同体)内の活動をビデオで紹介するのです。ただ、み言だけを語るという感覚ではいけないのです。

 しかし、これだけで神様を信じるわけではありませんから、神様がなぜ必要なのか、また神様をどのように理解するか、神様を信じない人にも、「ああ、それだったら神様というものを理解することができる」というように、説明するのです。

 そのようなアプローチを、皆さんはマスターしなければなりません。目を見れば、この精密にできた目の設計はだれがしたかという話、耳を見れば、耳の設計はだれがしたかという話です。また、人間の頭脳は自然にできたわけではありません。そこには、はっきりした目的があってつくられています。

 それらの人体の設計図は、人間の能力をはるかに超えているのです。人間が大脳を設計することができるでしょうか。そこには、人間よりもはるかに優れた存在が、その背景にいなければなりません。それが目に見える世界には存在しないのですから、見えない世界にその存在があるはずなのです。それを「神様」と呼べばいいということになります。

 そうなれば、「ああ、そうか。そうすれば神様は存在することになる」ということになります。こんな簡単な話であっても、純粋に受け止めるおじさんやおばさんはすぐに納得してしまうでしょう。問題ありません。神様が分かれば、原理のみ言はずーっと進められるようになっているのです。

 もう一つ難しいのは、霊界です。霊界の存在に関しても、皆さんはたくさんの証しを蓄えておく必要があります。たくさんの心霊現象、またはより臨床的、より科学的な証しをたくさん準備して、霊界があるということを納得せざるを得ないようにするのです。

 また、神様が分かれば、神様から霊界の存在を証明することもできます。神様は永遠であり、人間は神様の子であるので、神様の愛の対象ということです。

 そこで、「誰か死にたい人がありますか」と問うのです。誰も死にたくありません。皆生きたいのです。ところが、いつかは死ななければなりません。「誰も死にたくないのに、皆死にます。この矛盾はどこから来たのか、説明してください」と、持っていくのです。「この事実をどう説明しますか」と。霊界を信じなければ、解明する道はありません。

 そこで、この「死にたくない」という気持ちを誰が人間に与えたのか、それは神様だということになるのです。では、死ぬという宿命は誰から来たのか、それも神様だというのです。

 では、神様は矛盾した神様になってしまいます。もし矛盾がないとするならば、「永遠に生きたい」という問題が解決されなければなりません。それが満たされるためには、地上の人生は必ず終わるのですから、それが終わったとしても、まだ終わらない永遠の生命が存在しなければならないということになるのです。故に、死後に生命がなければならない、という話に持っていくのです。

 そうすると、「うーん、まあ、そうね」と言うのです。さらに、四大心情圏の話とか、そういうものを十分に蓄えて、自由に説明して使いこなせるようにならなければなりません。

 皆さん、「まず神の国と神の義とを求めよ」というみ言、本当にそれを貫いてみてください。そうすれば、統一教会は完全に生まれ変わるでしょう。「イスラエルの轍(てつ)を踏むな」これが真のお父様の氏族メシヤに対する切なる願いなのです。


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