2026.05.09 22:00

ほぼ5分で読める統一運動 97
「わたしはあなたがたを捨てて孤児とはしない」
稲森 一郎
ホーリーマザー・ハン、韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁が、本格的に世界の人々の前にデビューを果たしたのは、1992年の4月に「世界平和女性連合(WFWP)」の世界会長に就任した時からでした。
それは、あまりにも衝撃的な世界デビューでした。
その年、韓国、日本、米国、ヨーロッパ各国、ロシア、中国、オーストラリア、ニュージーランド、フィリピンなど、合計113カ所での講演旅行を遂行し、その精力的な世界講演の旅は韓総裁の霊的なパワーと講演内容の素晴らしさを証明するものでした。
肉体の限界を超えて、世界講演を成し終えられた時、その時の思いを「自叙伝」の中で以下のように述べています。
「私は足が腫れ上がるまで世界を回り、女性の真の価値と使命、神様の愛について伝えました。それは人々が神様を知らず、真の父母を知らずに、天涯の孤児になることを防ぐためでした。真の父母に侍(はべ)って生きるとき、すべてを失った孤児の立場から抜け出し、本当の幸せを手にする神様の息子、娘となるのです」(『自叙伝 人類の涙をぬぐう平和の母』、186ページ)
神様を知らず、人類救済のために神様が送られた真の父母を知らず、さまよい歩く人類の姿はまさに天涯孤独な悲しい孤児の姿であるとしながら、真の父母に出会い、侍って生きることができるなら、孤児の立場から抜け出し、本当の幸せを得て神様の息子、娘となることができるでしょう、という思いを率直に吐露しています。
堕落した人類の姿を「孤児」と表現するその思いは、2千年前にイスラエル民族の中に降臨されたイエスの言葉と全く同じです。
「わたしはあなたがたを捨てて孤児とはしない。あなたがたのところに帰って来る」(ヨハネによる福音書 第14章18節)
孤児とは何でしょうか。父母がいない子供のことです。
アダムとエバの堕落以来、この罪悪に満ちた世界では、人間一人一人が孤児の状態に置かれているというのです。
たとえ父母があったとしても、孤児のように生きているというのであれば、その子供の父母は父母らしくないということであり、本当の父母とはいえないということです。
世の父母たちが「本当の父母らしい父母」としての役割と責任を果たしていないということであり、真の父母として子供の前に立っていないということです。
戦争があれば、必ず、戦争孤児が出ます。文字どおりの孤児たちも多い世界です。
「わたしはあなたがたを捨てて孤児とはしない」という言葉は、孤児のように生きる者たちを捨てて孤児としない、必ずあなたのところへ帰ってきます、と韓総裁もまた強く約束しているのです。
全ての人類をかき抱く深い愛の世界を持って、人類に接しておられるのが韓鶴子総裁です。
「世界を回るたびに、初めて会う人たちが私の元に駆け寄り、両手をぎゅっとつかんで放そうとしません。その切ない気持ちは、私の心に深く刻み込まれています。多くの人々が私に一目会いたいと思い、慕ってくれるのは、そして私がしばしの滞在を終えて去る時に彼らが名残を惜しんでくれるのは、天が結んでくださった絆があるからです。6千年前に神様の元を離れた人類が真の人生を生きるには、神様と人間を結ぶ天の仲保者として、独り子、独り娘がいなければなりません。その独り娘にまさに出会ったので、その場が涙の海となるのです」(『自叙伝 人類の涙をぬぐう平和の母』、155ページ)
何という素晴らしい出会いの数々でしょうか。