2026.02.07 22:00

ほぼ5分で読める統一運動 84
復帰摂理の地政学的な最後の結論とは?
稲森 一郎
文鮮明(ムン・ソンミョン)師は、次のように述べています。
「物質を所有した人が神様を中心として、善なる目的で人類の利益のために使用すれば、神様は、喜んでその人に所有権を与えられるでしょう」(天一国経典『真の父母経』、1104ページ)
この内容は、神が人間を祝福して言われた聖書の言葉と重なります。
「生めよ、ふえよ、地に満ちよ、地を従わせよ。また海の魚と、空の鳥と、地に動くすべての生き物とを治めよ」(創世記 第1章28節)という内容です。
特に「地を従わせよ」「すべての生き物とを治めよ」という言葉は、万物主管の祝福であり、自然界(環境世界)の主人として万物を主管せよ(所有権の賦与・善の目的に活用せよ)という意味になります。
統一運動は、長子権復帰(人格完成・個性完成)、父母権復帰(家庭完成・子女繁殖)、王権復帰(世界完成・万物主管)を目指す運動として展開されてきています。
そしてその結論が環境復帰による世界平和(人類一家族世界)の実現です。それは格差ではなく、平準化理想(人類共同体理想としての経済)の創建を指向します。
統一運動が、大陸ではなく、特に海洋摂理を重視している背景には、海洋を中心とした新世界の開闢(かいびゃく)を目指していることがあります。
その中心になるのが米国のハワイです。「環太平洋神文明開闢宣布大会」(2007年3月17日)がハワイのキング・ガーデンで開催されたのも、太平洋が神文明開闢の中心とならなければならないからです。
文鮮明師はこう語ります。
「南北米が一つになり、アジアとアフリカが一つにならなければなりません。スエズ運河やパナマ運河は、人間が切り離したものです。そのように切り離されたものを、連結しなければなりません。そうして、南北米が一つになり、その次に、アジアとアフリカが一つにならなければなりません。二つの双子が四つに分かれたので、太平洋を中心とした腹中で再び一つにしなければならないのです」(同、1148ページ)
これは、太平洋を中心に世界統一が果たされるという驚くべき見解です。
さらにこう続きます。
「日本とアメリカを中心として一つになり、海洋圏結成、半島圏結成、その次に大陸圏を結成し、国連を中心として勝利することによって、地球星(ぼし)のどこでも管理できる勝利の霸権を立てることができるというのです。これが、復帰摂理の地政学的な最後の結論です」(同、1148ページ)
文師の示す「復帰摂理の地政学的な最後の結論」は、極めて重要です。
なぜなら、日本があまりにも重要な責務を負っているからです。
アメリカを取るか中国を取るかの重大な選択が危ぶまれます。
今の日本は、宗教を弾圧する中国になびく政治的、経済的な親中、媚中の風潮がまん延しています。この選択を間違えることは復帰摂理と逆行することを意味します。
日米同盟の軽視や破壊は、天の願いに反する摂理上の“反逆”ともいえます。日本が太平洋を中心とする摂理の使命と責任を放棄すれば、反対に中国が太平洋を乗っ取り、神の摂理をぶち壊していく恐れがあるということです。
もし韓国が中国と一体化してしまい反日、反米路線を行くようになれば、最終的には、韓国は国を失い、悲劇の道を歩むようになるかもしれません。
順序としては、まず日韓米が強固に一体化し、そしてアジアの民主主義国と一つになり、最後に中国やロシアなどの大陸圏との融和が図られるべきです。
日本は、文鮮明師の語った「復帰摂理の地政学的な最後の結論」を心に刻む必要があります。