2026.01.17 22:00

ほぼ5分で読める統一運動 80
統一運動の最深奥部の世界とは?
稲森 一郎
統一運動の本質は何かという問題は、その運動の根拠となっている思想の体系に依拠しています。
その思想の核心は、人間と宇宙の創造主である神の性稟(せいひん)に大きく関わっています。
『原理講論』をひもといてみましょう。
「神は本性相と本形状の二性性相の中和的主体であると同時に、本性相的男性と本形状的女性との二性性相の中和的主体としておられ、…」(47ページ)とあるように、二性性相には、「本性相と本形状の二性性相」「本性相的男性と本形状的女性との二性性相」という2種類があります。
その二つの「二性性相」がどういう関係にあるのかといえば、「性相と形状の二性性相と、陽性と陰性の二性性相とは、互いにいかなる関係をもっているのだろうか。本来、神の本性相と本形状は、各々本陽性と本陰性の相対的関係をもって現象化するので、神の本陽性と本陰性は、各々本性相と本形状の属性である」(46ページ)と説明があるので、「性相と形状の二性性相」が神の第一属性としての本質であり、「陽性と陰性の二性性相」が、神の第一属性である性相と形状が現象化するときの第二の属性であるということです。
すなわち、「性相と形状」は神の本質(直接的属性)であり、「陽性と陰性」は神の属性(現象化の基本形式、間接的属性)と考えることができるのです。
結局、人間は神の似姿、神の形、神の形象(Image of God)として創造されたので、神の「性相と形状」が人間において「心と体」となり、神の「陽性と陰性」が人間において「男と女」となったということです。
これが、「人間は神に似ている」という意味です。
このことから言えるのは、人間世界にさまざまな問題があるとしても、とどのつまり、心と体の問題、男と女の問題、全てはこの二つの問題に尽きると言っても過言ではないのです。
心と体がどうなっているのか。神の似姿(調和一体)になっていない、すなわち分裂している、対立・葛藤している状態であり、さらには男と女がどうなっているのか、神の似姿(調和一体)になっていない、すなわち分裂している、対立・葛藤している状態であるということになります。
これが「堕落」と呼ばれる状態であり、人類歴史そのものが苦しんできた問題の根幹にあるテーマであり、人類が克服すべき最大の問題であるというわけです。
こういう神の二性性相の調和一体した姿が最終完成、成就した時が、2010年陰暦5月15日(陽暦6月26日)でした。
文鮮明(ムン・ソンミョン)師はこのように語っています。
「2010年、陰暦5月15日、この日付が重要です。この日、お父様とお母様が最後の宣言をしました。その時、韓国とそれ以外に対する方針を、お父様とお母様が約束しました。間違いなく、お母様とお父様が一つになって進むことを約束した時間です。それを公布した時間が、2010年、陰暦5月15日午前3時25分です。堕落した世界の終幕の闘いにおいて、お母様がお父様と神様を中心として約束したのですが、それが2010年、陰暦5月15日午前3時25分の出来事です。
その時、『3時は初不得三(チョブドゥクサム/精進すれば必ず成功するという意味)の三時代を代表し、旧約、新約、成約時代の完成、完結、完了の時代を迎え、真のお父様と真のお母様の最終一体圏が完成、完了した全体、全般、全権、全能の時代を奉献、宣布する』と言いました」(天一国経典『真の父母経』、104ページ)
これが統一運動の最深奥部の世界なのです。