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制作の舞台裏から 111
サムネイル画像に込めた意味

 入社してから約2年間、私は映像制作の他に、各番組の「サムネイル画像作成」を担当しています。

 今回は動画そのものではありませんが、コンテンツのともいえるサムネイル画像の制作についてご紹介したいと思います。

 サムネイル画像とは、画像や動画などの内容を視聴者が一目で把握できるようにするための、小さな画像のことです。

 私が作成しているサムネイル画像は、主にU-ONE TVの公式サイトやYouTube公式チャンネルで配信される動画コンテンツ用のものです。

 当然ですが、各コンテンツはそれぞれ雰囲気や対象視聴者が異なるため、そのコンテンツに合わせたサムネイルを一から考えて作成しています。

 例えば、

・どんなフォント(字体)を使うか
・どんな情報を入れるか(出演者の写真や番組タイトルなど)
・背景はどうするか

 といった部分を、毎回検討しながら作ります。

 中でも、新番組の第1回のサムネイルは、その番組のイメージ全体を決めることにもなるので、時間をかけて作成しています。

 サムネイル画像作成において私が特に重要視しているのは、「可読性」(読みやすさ、分かりやすさ)と「視聴者の興味を引くこと」です。

 U-ONE TVでは、サムネイル画像が2種類あります。
 一つは、おすすめ欄に表示される大きめのサイズ(854×480ピクセル)、もう一つは動画一覧に出てくる小さめのサイズ(214×120ピクセル)です。

 特に、小さなサイズのサムネイルに文字を詰め込み過ぎると、1文字1文字が小さくなり非常に見にくくなってしまいます。
 U-ONE TVの主な視聴者層は5060代のかたがたですので、できるだけ文字は大きく、読みやすいレイアウトになるよう心がけています。

 また、文字の大きさだけでなく、背景との色のコントラストにも気を配っています。

 例えば、

・暗い背景には明るい文字を
・明るい背景には暗めの文字を
・背景と文字の色が近いときは、文字に影を付ける

 など工夫しています。

 フォントの選び方にも少しこだわっています。

 一番読みやすいのがゴシック体(線の太さがほぼ均一で角ばったデザイン)のため、小さい文字には基本的にゴシック体を使用し、あまり崩れているフォントは使わないよう心がけています。

 (赤文字はゴシック体、黄色文字は明朝体、文字には影も付けています)

 さらに、視聴者の興味を引くための工夫も取り入れています。

 コンテンツの内容がひと目で分かるように、出演者の写真を使ったり、そのコンテンツの内容に合ったイメージ画像を選んだり…。
 一部の番組では、タイトルではなく、視聴者が思わず視聴したくなるようなキャッチコピーを加えたりしています。

 時には、説教者のかたにポーズをお願いすることもあります!

 このように、サムネイル画像はただの飾りではなく、各コンテンツの対象視聴者や内容に合わせて作成しています。

 サムネイル画像は動画そのものではありませんが、視聴者がそのコンテンツを「見るか、見ないか」を判断する重要な部分です。サムネイル画像に興味を持ってもらえるかどうかで、視聴数は大きく変わってきます。

 この記事を通して、少しでもサムネイル画像に興味を持ってくださったかたがいらっしゃいましたら、これからコンテンツを見る際にサムネイル画像にも注目してみてくださるとうれしいです。

 特に「真の父母様のみ言」のサムネイル画像は、「当時のお写真」を使用し作成しています。新しいものから古いものまで、その時代を感じることができるので、ぜひ注目してみてください^^

 この内容が、皆さんのコンテンツ選びの参考になれば幸いです!

(園)



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