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神様に愛された日 27

 『神様に愛された日』を毎週土曜日配信(予定)でお届けします。
 「私が出会った神様の真の愛」をテーマに家庭連合の教会員による応募作品から選ばれた証し(テスティモニー)をまとめた作品集。心が温かくなる証しの数々をBlessed Lifeでもお読みいただけます。(一部、編集部が加筆・修正)

(光言社・刊『神様に愛された日-48のテスティモニー』〈2010219日第2刷発行〉より)

第三章◆夫婦の愛

【幸せの記録26】
「今でも愛しているよ」

 夫が他界して16年になります。当初は寂しくつらい日々を過ごしましたが、時がたつにつれてその思いは薄れていきました。

 あるとき、これではいけない、もっと夫を意識して生活しようと思うようになりました。朝の挨拶(あいさつ)はもちろん、折に触れて話しかけたり、楽しかった思い出を手紙にしたためたりするようになりました。

 それを始めてから3カ月ほど過ぎたころでしょうか。

 「大丈夫だよ、おれがついているから」という声が聞こえてきたのです。

 夫だとすぐに分かりました。

 このときから、かなり頻繁に交流できるようになりました。声に出さなくても、思いを寄せるだけで通じるのです。

 「ヨシ君(孫)の発表会、一緒に行こうよ」
 「ああ、いいよ」

 「今度、紅葉を見に行きましょう。デートで紅葉は初めてね」
 「おれもうれしいよ。楽しく過ごそう」

 「私たち、霊界で会えるかしら」
 「大丈夫だよ、迎えに行くから」

 こんな他愛もない会話の、なんと楽しいことでしょう。

 あるとき、「あなた、私に望むことは何?」と聞いてみました。

 すると夫がこう答えてくれました。

 「おまえはまじめでいいけど、男はみんな、支えて尽くしてくれる女性を好むんだよ。

 男は何と言っても、自分の女房を一番愛しているんだよ。だから、どんなことがあっても信じること。

 今でも愛しているよ。子供たちを立派に育ててくれてありがとう」

 この言葉は、私の大切な宝物になりました。

(女性 64歳)

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 次回は、「命を削って」をお届けします。


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