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『祝福家庭』99号読みどころ1
二世の証し
「蕩減時代の一世の苦労の上で、二世として生まれた恵みを知る」

 今回紹介する祝福二世・Mさんの人生の分岐点は、ある一冊の本だといいます。
 その本は、『原理講論』でも、真のお父様の自叙伝『平和を愛する世界人として』でもなく、『お金でなく、人のご縁ででっかく生きろ』(中村文昭 著)という本だったと言います。
 その本に倣い生きようとしたところが、一転してSTFに行くことになりました。

 成和学生部で活動をしたことも、Jr.STFに挑戦したことすらもなかった状態で、突然STFの訓練を受けることになったMさんは、たくさんの苦労をしますが、多くの人と出会い、いろいろな経験をします。

 そして、一世青年の兄弟と共に歩むことで、両親の歩んできた姿を見ました。

「この道、感謝しかない」
 あるとき、み言を聞くほどに“義務感”を感じ、苦しみを覚える中、思わず口にした「この道、苦労しかないですよね」という言葉に、いつも男らしくたくましい一世の兄は目にいっぱいの涙を浮かべて「この道、感謝しかないよ……」と答えたといいます。

 その兄は、親から信仰を持つことを理解されず、拉致監禁を恐れて、自由に帰省することもできませんでした。腹巻きに非常用の携帯電話を忍ばせて帰ったこともあります。
 祝福が難しくなったときは、7日断食を行う姿を見てきました。そのように苦労してきた兄の「この道、感謝しかない」という言葉に頭を殴られたような衝撃が走り、一世、そして両親に対して尊敬の念が湧いてきました。

 「蕩減時代、もし、当代に実ることがなかったとしても、その誉れが後孫に実ればいい」という言葉を胸に歩んできた両親に対しても、頭が上がらなくなり、“二世”の立場を少し理解できたそうです。

 その後、良好とは言えなかった親子関係を改善するために、あえて「父母マッチング」を希望したMさんは、さまざまな課題を乗り越え、きょうも「真の家庭を取り戻し、築く」ことを目標に歩んでいます。

 何度読んでも感動し、涙あふれるこの証しは、「二世の思いを代弁」すると同時に、「一世の歩みを代弁」しているように思います。
 ぜひ、『祝福家庭』99号の「二世の証し」をご一読ください。

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