心安らぐ清らかな音色~癒やしのオルゴール聖歌
第13回「善き闘いを成し終えて

 清らかな聖歌がオルゴール風にアレンジされました。
 祈祷用、睡眠用、作業用BGMにはもちろん、心を落ち着かせたいときや疲れたとき、胎教にもぴったりなコンテンツです。

 聴くと心がじんわり温まる、優しい気持ちになれる、そんなオルゴールの「癒やし効果」と聖歌のメロディーの相乗効果で、あなたの毎日をもっと豊かに。

 今回の曲目は、聖歌70番「善き闘いを成し終えて」。よく聖和式で使用される聖歌です。

 1972年に、一人の婦人に対する感動をうたった詩です。
 「別府ママ」と呼ばれた別府美代子さんは、自分の病気(がん)を知ってなお、神様に対する感謝と、病院でも評判だったほど人への思いやりに溢れたかたでした。

 別府ママの希望により開催された、本人主催のこの世との「お別れパーティー」では、霊界への人事異動の辞令書を久保木会長(当時)からいただいて、「一足お先に行って、一生懸命働いていますからね」とおっしゃったそうです。

 そして編纂のときに、「別府ママのみごとな昇天、生き方に感動しつつ。涙あり、しかもその奥に勝利の喜びが感じられるような曲にしてほしい」との依頼を受け、伊地知元子さんが曲をつけました。

 作曲者も霊的な感動と決意に迫られつつ曲を作り、彼女本人に「これは天から与えられた傑作です」と言わしめる曲になりました。

(参照:『聖歌のめぐみ』)

 また、今回の背景画像はセラスチウム。別名シロミミナグサです。
 聖和式では「白」が使用されますが、こちらは花だけでなく、葉まで白く細かい毛に覆われた植物です。粉雪が降り積もったように咲き広がる純白の花は、どこか儚くも健気に映ります。
 まっすぐに天命を全うされた先輩がたのその美しさを思いながら制作いたしました。

【第1回~第12回はこちらから】
「癒やしのオルゴール聖歌」再生リスト

画像素材:PIXTA