(『祝福家庭』73号)
【第2祝福】「家庭完成」

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 このシリーズでは季刊誌『祝福家庭』に掲載されている三大祝福完成に関するみ言を紹介します。

【第2祝福】
「真の家庭」に関するみ言(3)

 「ために生きる人生」の典型的モデルは、神様のような家庭です。父母と子女は愛と尊敬で、夫婦は相互信頼と愛を土台として、兄弟姉妹はお互いに信じて助け合いながら、一つになって暮らす家族の姿が、正にモデル的理想家庭なのです。
 真の愛の根に、真の愛の幹が生じて、真の愛の実を結ばせる、真の家庭を取り戻さなければならないという意味です。そのような家庭には、歴史の根が生きており、天国の根が張っているということです。地上天国の根が張っている所が、そのような家庭です。
(天一国経典『天聖経』第13篇・第1章・第2節・14)


 もし全世界が真の家庭で満ちれば、そこには弁護士も、検事も、さらには判事も必要がなく、天道と天法が治める世の中になるでしょう。皆様も一度考えてみてください。誰が皆様の善し悪しを一番よく知っていますか。皆様の祖父母であり、皆様の父母であり、皆様の夫と妻、皆様の子女たちです。
 家庭の中で解決できないことがあるでしょうか。父母と子女が、夫と妻が、兄と弟がお互いに「ために生きる人生」の模範を見せるとき、許し難い過ちがどこにあり、罪を犯す隙間がどこにあるでしょうか。天理と天道が治める世界は、ありのままの世界です。遮るもののない真理と道理の世界です。影が生じない絶対価値による正午定着の世界です。したがって、私たちが真の家庭を探し立てることは、この地において天宙平和王国の創建を早める摂理的召命である、ということを肝に銘じなければなりません。
(同第13篇・第1章・第2節・17)


 今日の世界は、人倫道徳が手のほどこしようもないほど崩れています。父母と子女間の天倫が地に落ち、夫婦間の貞節は既に旧世代の産物として捨てられ、兄弟間の友愛も、今や利己的個人主義の沼に埋もれ、見いだすこともできない世の中になりつつあります。したがって、人間は、何よりもまず真の愛に基づく真の家庭を築かなければなりません。
(同第13篇・第2章・第3節・4)