『平和の母』読者の声 39
愛と許しで平和が生まれ、世界平和へとつながっていく

 このコーナーでは、真のお母様(韓鶴子総裁)の自叙伝『人類の涙をぬぐう平和の母』を読んだかたがたの感想を随時ご紹介してまいります。
 4月に開催された「感想文コンクール」で佳作に選ばれた作品25点を順次ご紹介します(文責:編集部)。
 最優秀賞6点は『世界家庭』2020年7月号、優秀賞9点は『祝福家庭』2020年夏季号で紹介しています。ぜひ、併せてご覧ください。

 今回は、中学生・女子の佳作受賞作品をご紹介いたします。

愛と許しで平和が生まれ、世界平和へとつながっていく

 「人間は愛によって生まれ、愛の道を歩み、愛のために死ななければなりません」(韓鶴子総裁自叙伝『人類の涙をぬぐう平和の母』299ページ)

 私はその言葉を聞いたことがあった。それは2年前、韓国サマースクールに参加した時、天正宮博物館でいただいたみ言(真の父母様の教え)だった。
 このみ言をいただいた時、私には愛が足りないのだなと改めて感じた。けれど、このみ言の本当の意味、本当の真の愛とは何かを知らなかった。

 しかし今回この『人類の涙をぬぐう平和の母』を読んで、天正宮博物館でいただいたみ言の意味、本当の真の愛とは何かを知ることができたと思う。

 真の愛とは、為に生きる愛、他の人に与える愛だ。
 それは、どんなに許し難い人でも、その人の顔を見ながらそこに神様の顔を見いだして許す、「自分のない人」だと分かった。

 今まで私は、人を本当に心から愛することがなかなかできなかった。目の前の人が困っていたら助けていたが、それは表面だけであって心からではなかった。

 先生にあいさつをするのもそうだ。自分の評価を上げるため、自分のためだけにやっていた。

 また、私は韓日家庭の子女として生まれた。そのため学校で友だちから差別されていた。初めはその友だちのことを恨んでいた自分がいた。しかし時間の流れとともに忘れていった。けれど、もし再び同じようなことに遭遇したら、許すことはできないと思う。

 今まで私がしてきた行動は、「悪」「自分が利益を得るため」「周りから一目置かれる存在になりたいから」と、ただただ自分のためだけだったと思う。

 本当にそれでいいのだろうか。それで自分の良心は喜んでいるのだろうか。またそれは、本心から許せていたのだろうか。この本を読んでそう思わされた。

 真のお母様の生涯は、人々が互いに心を開き人類一家族になるようにするため、汗と涙を流したものだった。
 誰も行かない道を開拓し、最も険しい所に立って世界の人々を抱き、誰もが逃げ出したいと思う状況の中で私たちを愛してくださり、人類の救いと世界平和のために、ひたすら真の愛を投入してくださった。

 お母様のように「自分がない生活」を完全にすることは、難しい。でも、心掛けることはできると思う。

 私の母は看護師をしている。母は人の命を預かり、夜や早朝に関係なく、呼ばれたらその人のために駆け付けて、看護をしている。

 その身近な母とお母様の生涯を通して私は、自分の利益を目的とするのではなく、心から与えて忘れる人、どんな人でも許せる人、愛せる人になりたいと思う。

 そうすることで小さな平和が生まれ、少しずつ世界の平和へとつながっていくのではないだろうか。
 そして自分が神の子として、二世としての責任を果たし、少しでも神様や真のお父様(文鮮明総裁)、お母様に親孝行のできる人になっていきたい。

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