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統一原理127のポイント 78
アベルが善の表示体、カインが悪の表示体に分立された理由を説明してください

 アプリで読む光言社書籍シリーズ第8弾、『統一原理127のポイント~百日修練会の試験問題と模範解答から』を毎週日曜日配信(予定)でお届けしています。

(光言社・刊『統一原理127のポイント~百日修練会の試験問題と模範解答から』より)

第一章 復帰基台摂理時代
77 アベルが善の表示体、カインが悪の表示体に分立された理由を説明してください。(『原理講論』、292ページ)

 第一に、カインとアベルは、どちらもエバの不倫の愛の実です。したがって、エバを中心として結んだ二つの型の不倫な愛の行為を条件として、それぞれの立場を二個体に分けもたすべくカインとアベルを、各々異なる二つの表示的立場に立てるよりほかに摂理のしようがなかったのです。すなわち、カインは愛の初めの実であるので、その最初のつまずきであった天使長との愛による堕落行為を表徴する悪の表示体として、サタンと相対する立場に立てられたのであり、アベルは愛の二番目の実であるがゆえに、その二番目の過ちであったアダムとの愛による堕落行為を表徴する善の表示体として、神と対応することができる立場に立てられたのです。

 第二に、神が創造された原理の世界を、サタンが先に占有したので、神に先立って、サタンが先に非原理的な立場からその原理型の世界をつくっていくようになったのです。そうして、元来、神は長子を立てて、長子にその嗣業(しぎょう)を継承させようとなさった原理的な基準があるので、サタンも、二番目のものよりも、最初のものに対する未練が一層大きかったのです。また事実サタンは、そのとき、既に被造世界を占有する立場にあったので、未練の一層大きかった長子カインを先に取ろうとしたのです。したがって、神はサタンが未練をもって対応するカインよりも、アベルと対応することを選ばれたのです。

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 次回(9月20日)は、「カインの供え物が神に受け取られるために、カインはどのような条件を立てなければならないか説明してください」をお届けします。