シリーズ・「宗教」を読み解く 132
超宗教平和運動を推進する摂理宗教②
世界最初の摂理宗教、ユダヤ教(1)

ナビゲーター:石丸 志信

 世界最初の摂理宗教であるユダヤ教は、自らを創造主に選ばれた選民であるとの自覚をもって伝統形成をしてきた。

 それは、約束の地カナンに向かう道の途上で頂いた律法に記されているとおりである。
 すなわち、「あなたはあなたの神、主の聖なる民である。あなたの神、主は地のおもてのすべての民のうちからあなたを選んで、自分の宝の民とされた」(申命記 第76節)

 統一王国が南北に分かれて共々に滅亡の憂き目にあっても、創造主は彼らを見捨てず、預言者を通して、選民であることを想起させている。

 イザヤ書には次のような神の言葉が記されている。

 また、わたしに言われた、
 「あなたはわがしもべ、
 わが栄光をあらわすべきイスラエルである」と。

 主は言われる、
 あなたがわがしもべとなって、
 ヤコブのもろもろの部族をおこし、
 イスラエルのうちの残った者を帰らせることは、
 いとも軽い事である。
 わたしはあなたを、もろもろの国びとの光となして、
 わが救を地の果てまでいたらせよう」と。

(イザヤ書 第49章3、6節)

 文鮮明総裁は、選民の出発点となるヤコブの功績を重視している。

 「歴史上に勝利したという立場に立ち、『私たちの民族は勝利した民族だ』という内容を提唱した宗教はありません。ユダヤ教以外にはないのです。……霊的世界と闘って勝利した一つの代表的な民族として地上に登場し始めたのがイスラエルの国だったのです」(『世界経典Ⅱ』567ページ)