コラム・週刊Blessed Life 5
神の平和が実現する場所、エルサレム

新海 一朗(コラムニスト)

 十数年前にイスラエルを訪れ、主要な史跡を見て回った時のことです。エルサレムの旧市街地(東エルサレム)に足を踏み入れた時、狭い地域が、キリスト教地区、アルメニア教会地区、ユダヤ教地区、イスラム教地区に4分割され、それぞれの場所で、それぞれの宗教の土産屋が所狭しと、ひしめき合っていたのを思い出します。狭い路地の右側はイスラム教地区、左側はユダヤ教地区といった具合です。エルサレムは複雑だなあと思いました。

 米国大統領がイスラエルの首都をテルアビブではなくエルサレムであることを承認する発表を昨年(2017)125日に行った時、これはもめるぞと直感しました。
 今後の展開がどうなるかは分かりませんが、あのエルサレムの複雑な構図が脳裏に再びよみがえりました。
 「エル」+「サレム」=エルサレムは、エル=神、サレム=平和、の意味ですから、神の平和が実現されなければならない場所です。果たして、その行方は・・・・・・。