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『祝福家庭』94号(2019年 秋季号)
「小学生教育Q&A
〜三代圏祝福家庭理想の実現に向けて〜

家庭教育局成和子女部 部長・齋藤安正

【Q】
 小学生の子供が2人いる二世家庭です。夫の両親から同居することが願われているのですが、迷っています。アドバイスをよろしくお願いします。

 

【A】
 「令和元年版高齢社会白書」(内閣府)によると、2017年に、65歳以上の人がいる世帯のうち「三世代世帯」は11パーセントでした。1980年が50パーセントなので、約40年で5分の1になっています。
 政府は今、少子高齢化の課題克服のため、世代間の助け合いを目的とした「三世代同居・近居」の経済的支援を進めています。

 事情が許されるようであれば、同居を本格的に検討する良い機会かもしれません。一般的に言われる同居のメリットとデメリットについてまとめてみました。

【同居のメリット】
◯ 子供が祖父母の愛情を受けやすくなる(祖父母が子供の逃げ場になる)。
◯ 夫婦が不在の時、祖父母に子供の面倒を見てもらえる。
◯ 祖父母と家事を分担することで、仕事に集中することができる。
◯ 食費や光熱費の節約(貯金ができる)。
◯ 学校や町内会の行事、近所づきあいなどを祖父母に頼むことができる。
◯ 孫がいることで、祖父母の生活に張り合いが出る。

【同居のデメリット】
◯ 祖父母に、子女教育に口出しされ、「孫にはこうあってほしい!」と期待を押しつけられる。
◯ 妻(嫁)が無意識に“家政婦扱い”される(「嫁が料理や掃除をするのは当たり前」と考える)。
◯ 光熱費の無駄遣いなどで、金銭トラブルが起きやすい。
◯ 意見を言いづらく、人間関係を壊さないように我慢してしまう。
◯ 共有の生活空間のため、落ち着かず、プライバシーが守られない(セックスレスになりやすい)。

夫婦がよく話し合うことが大切
 同居を始めるに当たって、生活スタイルの違いや将来の介護の問題などがあるので、事前に夫婦でしっかりと話し合う必要があります。
 次のような取り組みを事前に話し合っておくとよいと思います。

① ストレスを発散できる場所や方法を探しておく。
② 妻(夫)の愚痴を聞き、息抜きの場をもってもらう。
③ 最低限の心遣いやエチケットを忘れない。
④ 義父母に感謝の言葉を伝え、嫌なことも正直に伝える。
⑤ 義父母を立てて、義父母のこだわりにはあまり口を出さない。
⑥ お金の使い方のルールを作る──。

 同居のハードルが高ければ、「近居」(スープの冷めない距離、徒歩圏内、隣の駅)のように、現状に応じて適切な距離を取り、関係を深めていってもよいでしょう。
 お互いの成長・完成のために欠かせない唯一無二の家族への感謝を忘れず、二世・三世たちの内外の成長にとって最適な環境を創造し、天の願う三代圏祝福家庭理想を実現していきましょう。

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