私の心の中にいる神様 17
良心は一つになるように導く

 良心との対話で、ワクワク感が止まらない!
 真の父母様が、「第二の神様」であると言われた“良心”。自分の心の中にいる神様―良心―と対話(瞑想、祈り)することによって、自己中心的な思いに囚われていたことに気付き、本然の自分を取り戻していくことができます。
 そんな真の父母様のみ言と解説、それに基づいた実践(ワーク)を軸に展開されている自己牧会プログラムの中で多くのかたが感じた体験をお届けします。

良心は一つになるように導く

 先輩から、引っ越しの手伝いを頼まれました。
 「はい、分かりました」と口では言いましたが、重い荷物を運ぶんだろうなあ、半日つぶれるなあと、ちょっと憂鬱(ゆううつ)になっていました。

 でも、せっかく手伝うのだから、そんな気持ちではいけないと思い、待ち合わせ場所で先輩を待つ間に「心の目で見る」ワークをしました。

 「真の愛を中心として、今のこの状況を正しく見させてください」
 こう、良心に投げかけていると、こんな声を感じました。
 「お前、昨日、筋トレさぼったよね」
 一見何の関係もないような言葉ですが、私にはその意味がよく分かりました。

 実は私は毎日、筋トレに励んでいます。毎日続けることを自分に課していながら、たまたま前日はサボっていました。それがちょっぴり負債になっていたのですが、見事にそのことを突かれたのです。
 「ああ、そうか。重たい荷物を運ぶことで筋トレ代わりになるし、昨日サボったことも帳消しになるのだな!」
 こう考えて、すっきりしました。

 ところが、それも束の間、またまた嫌な気持ちに襲われ始めました。私に手伝いを頼んだ先輩が、時間になっても来ないのです。
 「自分だって、暇じゃないんだよな」と、先輩を責める気持ちになりかけたので、もう一度、「真の愛を中心として、今のこの状況を正しく見させてください」と良心に投げかけてみました。

 すると良心が今度は、「お前は追い込まれたほうが集中できるタイプだよね」と言ってきたのです。
 これにも、びっくりしました。

 私は、例えば夏休みの宿題などコツコツできないタイプで、夏休みの終わり間近になってガーッと集中力を発揮していたのです。
 良心は私のことをよく分かっているなと思うと、われ知らず笑みが湧いてきて、いつの間にか、「よし、得意の集中力で頑張るぞ」という前向きな気持に転換されていました。

 「良心を感じ取る」ワークの解説には、「良心は、許し、愛し、一つになり、感謝する方向に導きます」とあります(130ページ)。これが良心の最大の特徴であるといえます。
 そしてその導き方も、私の気持ちに寄り添いながら、納得できるように導いてくれるのです。

 これからも、私の最高の友である良心の声に耳を傾けながら、分裂ではなく一つになる道を選択していきたいと思います。

(男性 30代)

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 次回は、「私の人生は愛に溢れている」をお届けします。


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