(『祝福家庭』70号)
【第2祝福】「家庭完成」

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 このシリーズでは季刊誌『祝福家庭』に掲載されている三大祝福完成に関するみ言を紹介します。

【第2祝福】
「四大心情圏」に関するみ言(3)

 父母の心情圏の完成とは何であり、どのようにして完成されるのでしょうか。いくら貴く立派な夫婦だとしても、子女を生むことができなければ永遠に父母にはなれません。父母の位置は、最初の赤ん坊が生まれて産声をあげるその瞬間に決定されるのです。

 神様は、人間を喜びの対象として創造されたとお話ししました。同じように、夫婦が子女を生んで育てるのは、それを通して神様と同じ永遠の喜びを感じるための創造の役事なのです。

 父母は、子女を生み、実体の神様の立場で天の子女として養育しなければなりません。そのようにすることによって、無形の神様がアダムとエバを養育したその真の父母の心情圏を体験し、相続することができるのです。見えない神様の創造の役事を自分たち夫婦を中心として、息子、娘を養育しながら体験します。そのようにして、神様の代身として第二創造主になる栄光を与えられるようになるのです。


 父母は、天を身代わりしているので家庭の中心です。一方、子女は、地を身代わりする位置にいます。天は主体の位置であり、地は対象の位置です。したがって、主体である父母は、子女を天のみ旨に合うように養育し、結婚させなければならない義務があります。二度とサタンが讒訴できない純粋で善なる血統を保全し、子々孫々、天の血統を伝授してあげられる基盤を築かなければならない責任があるのです。

 堕落により、失ってしまった本然の父母の位置を、再び取り戻して立て、父母の心情圏を完成する唯一の道が、正にこの道なのです。
(『文鮮明先生御言選集』478巻282頁)