私の心の中にいる神様 8
余命宣告からの解放(後編)

 良心との対話で、ワクワク感が止まらない!
 真の父母様が、「第二の神様」であると言われた“良心”。自分の心の中にいる神様―良心―と対話(瞑想、祈り)することによって、自己中心的な思いに囚われていたことに気付き、本然の自分を取り戻していくことができます。
 そんな真の父母様のみ言と解説、それに基づいた実践(ワーク)を軸に展開されている自己牧会プログラムの中で多くのかたが感じた体験をお届けします。
 毎週土曜日に配信予定です。

 がんを患い、「余命半年から1年」の宣告を受けてから1年近くたった頃、『世界家庭』(2018年12月号)を通して「自己牧会プログラム」に出合いました。それからは、家にWi-Fiを入れて、スマホで「自己牧会プログラム」の1日セミナーの動画をひたすら取りつかれたように見ました。

 「本然の自分を感じる」ワーク、「心の目で見る」ワーク、「固定観念に気づく」ワーク、「良心を感じ取る」ワークなど、どれを取っても新鮮で、深い感動を覚えました。

 「神よ、しかが谷川を慕いあえぐように、わが魂もあなたを慕いあえぐ」(詩篇 第42章1節)という聖句がありますが、このプログラムは、神を慕いあえいでいた私の魂を谷川の水のように潤してくれます。

 凍てついていた心に温かい空気が流れ、息を吹き返し、呼吸ができるようになり、引きつった顔がゆるむ思いです。文明の利器、小さなスマホから命が注がれてくるようでした。本当の蘇(よみがえ)りでしょうか。

 不思議なことに、「光を投げ放つ」ワークをする中で、最近はがん細胞をいたわる気持ちが出てきました。早く消えてほしい厄介な憎らしいがん細胞を毛嫌いすることをやめ、「居心地が良いなら、そこにいてもいいよ。私が体を酷使したから、ストレスいっぱいで、がん細胞になってしまったのよね」と慰労してやりたくなりました。お医者さんの、「がんをかわいがって、共に生きたらいい」という言葉が思い出されました。

 堕落人間は、油断するとすぐ思考に囚(とら)われ、ぼーっとしてしまうものです。いつも「自覚を取り戻す」ワークをしながら、光(神様の愛)に包まれている自分を感じるように努力しています。

 医者に見放されてからも、自分なりにあらゆることをやってきましたが、最後に最高の治療法にたどり着いた思いです。闘病している人たちとも、「自己牧会プログラム」の実践を通して励まし合っていけたらと思っています。

 私にはまだまだ地上ですべきことがあるわけですから、希望を持って取り組み、地上天国を味わいたいと思っています。そして、本質的に霊界への準備をし、来たるべき時を穏やかに迎えていきたいと思う日々です。

 私の永生に至る人生はこれからが始まりのようです。このプログラムが今、この時に明らかにされたのは天一国の恩恵です。神様に感謝いたします。

(女性、60代)

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 次回は、「嫌な気持ちになったときの魔法の言葉」をお届けします。


◆本編で紹介されている『自己牧会プログラム』の、ワークの内容を詳しく書籍でご覧になりたいかたはコチラ