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心のあり方 18
心の門を開いて聞く

 アプリで読む光言社書籍シリーズ第11弾、『文鮮明先生の自叙伝に学ぶ~心のあり方』を毎週木曜日配信(予定)でお届けしています。
 なお、この記事に記載されている「自叙伝『平和を愛する世界人として』」のページ数は創芸社出版のものです。

浅川 勇男・著

(光言社・刊『文鮮明先生の自叙伝に学ぶ~心のあり方』より)

第五章 心を尽くして人の話を聞いてあげる

心の門を開いて聞く

 まず第一は、自分の「心の門を開いて聞く」ということです。

 家には門があります。親しい人は門を開けて家の中に入れて接待します。ところが、見ず知らずの人には、インターホンや鎖のままで、扉ごしに話を聞きます。疑わしい人は、少し話を聞いただけで打ち切ってしまいます。初めから聞く気がないのです。

 心も同じです。人の話を聞く気がなければ、心の門を閉じたままです。人の話をインターホンで聞いているようなものです。「心を尽くして人の話を聞く」というのは、心の門を開いて心のおうちに入れてあげることなのです。愛する心で相手の話に耳を傾けることなのです。心のおもてなしをすることなのです。こう考えると、どうやら、人は“二つの家”をもっているようです。「形ある家屋」と「見えない心」です。

 家屋には、大広間のような広い部屋もあれば、三畳ほどの狭い部屋もあります。家屋の場合、広くしたり狭くしたりすることは簡単にはできません。リニューアル費用がかかります。また、家屋全体の面積は簡単には広げられません。

 ところが、心の家はできるのです。いくらでも、リニューアルできます。しかも年齢も財力も関係ありません。心の広い子供がいますが、一方、狭い心の大人もいます。心の間取りが狭い人は、人を玄関払いしてしまいます。うわの空で人の話を聞き、聞く耳を持っていない人です。心を尽くして人の話を聞く人は、心の家の間取りが広くて、床の間で心のおもてなしをするのです。

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 次回は、「心を無にして聞く」をお届けします。


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