シリーズ・「宗教」を読み解く 86
台湾での孝情フェスティバル②

宗教指導者が「11月23日の13000名大会を成功させよう」と訴える

ナビゲーター:石丸 志信

 9月7日に開催された孝情フェスティバルのメインである祝福式の前に、宗教和合のしるしとなる水の儀式が行われた。

 12人の宗教者代表の名前が一人一人呼ばれて登壇。
 その顔ぶれは、宗教聯盟の朱主席、中華国際廣願地蔵佛教協会の釋総会長、軒轅教總部の陳副宗伯、中華民國一貫道總会の黄副秘書長、玄門真宗の柯修士、天帝教の蔡枢機使者、中華民國天道總会の洪理事長ら。台湾の諸宗教代表が顔を並べる。これに日本の神道、仏教の代表が加わり、宗派と国境を超えた宗教のハーモニーを描きだした。

 祝福式の後には、壮年たちの祝歌。二世青年学生の元気の良いダンスや美しくも勇壮な太鼓の演奏が祝祭に彩を添えた。

 同フェスティバルは、来る11月23日の13000名大会に向けた出発式でもあった。
 閔副協会長が、準備状況と今後の計画を、情熱を込めて紹介。参加者を鼓舞した。李協会長は自身の家族についての思い出を含め溢れる思いを涙ながらに語り、全参加者の心を動かした。

 祝勝会に参加した宗教指導者は、来る11月のフェスティバルを共に協力して成功させようと、わがことのように訴えていた。