シリーズ・「宗教」を読み解く 85
台湾での孝情フェスティバル①

祝福式に10組の里長夫婦が参加

ナビゲーター:石丸 志信

 9月7日、「Peace starts with my family:平和は家庭から始まる」をテーマに掲げた「孝情文化真の愛家庭祝福フェスティバル」が台湾の台北市で開催された。

 日本からも徳野英治・世界平和統一家庭連合会長夫妻、神道、仏教を代表する二人の宗教者、そして筆者も共に来賓として参加した。

 このフェスティバルは台湾の世界平和統一家庭連合、UPF(天宙平和連合)らが主催する1000人規模の大会で、この中で10組の里長夫婦(「里」は最小の行政区分の一つ)が結婚の誓いを新たにする祝福式が挙行された。
 長年苦労を共にした夫婦だが、純白のウェディングドレスを着た花嫁は喜びが顔にあふれ初々しくもあった。

▲夫婦が額(ひたい)をつけて祝祷を受ける

 来賓の多くは台湾を代表する宗教者で、7月の宗教者交流ツアーでお会いしたかたも多く、うれしい再会となった。

 来賓あいさつでは、台湾仏教会の副会長・釋大正法師が、会の趣旨に賛同し祝福を受けたカップルに激励の祝辞を送っていた。

▲来賓あいさつをする釋大正法師

 「ファミリートーク」のコーナーでは、6人の子供を持つ父親が、白血病にかかった末娘のために家族が毎日祈りながら支え、娘の病気が奇跡的に回復したという証しを披露した。
 祈りの力、家族の愛に満ちた結束の大切さが伝わった。

▲証しをする谷文康さん