シリーズ・「宗教」を読み解く 82
IAPD-Japanアジア宗教者交流ツアー⑤

節目の年の豊かなライフキャンプで宗派を超えて祈る

ナビゲーター:石丸 志信

 第19回「宗教と平和のライフキャンプ」2日目の18日には、台湾カトリック教会の聖地ロレート聖母の家教会、台湾基督長老教会泰安教会、一貫道天皇宮の3カ所を訪問した。

 ロレート聖母の家教会では、イタリア・ロレート聖母の家教会の聖堂を再現した経緯を修道女が解説。カトリック様式で共に祈った。
 台湾基督長老教会泰安教会でもその歴史を学び、プロテスタント様式で賛美をささげた。
 一貫道天皇宮では、一貫道についての歴史と信仰、生活実践を総合的に学んだ。いずれの施設でも、熱烈な歓迎を受け、友好の絆が強まった。

▲ロレート聖母の家教会

▲台湾基督長老教会泰安教会

▲一貫道天皇宮

 3日目の夜は、班ごとに工夫を凝らした出し物を披露。歌や劇、クイズに健康体操まで、楽しい交流の時間が持てた。

 最終日は、4日間のキャンプで学んだこととそれを今後どのように展開するかを、班ごとに一枚のパネルにまとめて発表。成果を全体で共有した。

 閉会式では、釋浄耀・TCRP理事長(中国仏教協会理事長)が総括し、6カ国からの招待者の参加により、節目の年に豊かなライフキャンプとなったことに感謝した。来年もまたの参加を願うとともに、日本や韓国で開催される会議にも参加したい意向を付け加えた。
 最後に代表者が記念植樹をして閉会した。