暮らしのチエばあちゃん 5
洗濯槽、実はこんなに汚れてる!?

豆知識蒐集家・蔵篠 チエ

 キレイ好きなチエばあちゃんがぽんまるに、日頃使える家事の裏技や、知っているとちょっと得するライフハックを教えてくれます!
 皆さんの暮らしのお悩みも、チエばあちゃんが解決してくれるかも?

 あぁ、いいお湯じゃった! さて、今日はこれからひと仕事するかね…。

 こんばんは。おばあちゃん、お風呂が終わって、今からまだ何かするの?

 おや、ぽんまるちゃん、夜に来るのは珍しい。そうだよ、これから洗濯槽のお掃除をするんじゃᕦ(ò_óˇ)ᕤ

 せんたくそう?

 そう。洗濯機の中にある、ぐるぐる回る部分。その裏側は、時々掃除をしないとカビだらけになるんよ。

 へぇー、掃除しないと、カビの混ざったお水で洗濯していることになるの? 僕、知らなかった

☆洗濯槽の掃除

【用意するもの】

50度ぐらいの湯(風呂の残り湯でもOK。入浴剤は入れない) ※水より効力がアップする。

・酸素系漂白剤おばあちゃんとしては、ちょっと高いけど、「オキシクリーン」がおススメ

・炊事用手袋手が荒れるので

・ごみをすくうネット(100均にある。針金ハンガーに破れたストッキングをかぶせて作っても可。

・古い歯ブラシ、雑巾に下ろしていい古いタオル。

1. 洗濯槽の前に、備品の掃除をする。

・フタの裏側を拭く。細かい角などは歯ブラシで汚れをかき出して、拭き取る。

・洗剤、柔軟剤の投入口を外し、洗う。また、投入口にお湯を注いで、中をすすぐ。

・糸くず取りを外し、糸くずを取る。

2. 50度ぐらいの湯を、洗濯槽の最高水位まで入れるおばあちゃんは、風呂の残り湯に鍋で熱い湯を沸かして加えている。お風呂には熱いな、と思う温度で

 湯10リットルにつき100グラムの割合で、漂白剤を入れる。粉末は湯で溶かしてから投入するオキシクリーンは100グラムだが、ワイドハイター粉末は50グラム、液体は50ミリリットルでいい

3. 洗濯モードで5分ぐらい回し、20分後に浮いてきたカビ、汚れを、ネットですくい取る。取らないと、排水の管が詰まることがある。

4. 糸くず取り、洗剤、柔軟剤の投入口も、洗濯槽に入れてしまい、そのまま一晩放置する。

5. 翌朝、備品を取り出して洗い、乾かす。洗濯モードにして、2分ほど回して一時停止し、汚れが出てきたらネットですくい、また「2分ほど回して一時停止、汚れをすくう」を繰り返し、あまり出なくなったらすすぎ、脱水に移る。

6. 洗濯が1ラウンド終わって、まだ、汚れが洗濯槽の内側に残っているようなら、もう1ラウンド、洗濯から脱水まで回す。

7. 備品を取り付ける。また、風呂の水を汲み取るホースがある場合は、先端を外し掃除する。

 普段は見えないのに、こんなにカビや汚れが付いてたんだね、びっくり!(◎_◎;)

 おばあちゃんは、前に、洗濯機を買ってから何年間も洗濯槽の掃除をしたことがないという友達のじいさんのお手伝いをしたことがあるんだけどね、その時は大変だったわぁ。

 最初、じいさんは、「うちの洗濯槽には、カビなど生えん!」なんて豪語してたんじゃけど、塩素系の洗濯槽用の洗剤で試しに洗ってみたらすごいモヤモヤのワカメみたいな汚れが出てきたそうな。
 そして、何度すすいでもきれいにならなくて、ほとほと困って、おばあちゃんに相談に来たんじゃ。

 塩素系のは、殺菌力があっていいんだけれど、カビや汚れを根こそぎ取るのは、多分酸素系が向いてるようじゃね。

 酸素系のに一晩浸けておいて、次の日洗濯機を回したら、まだ沢山モヤモヤが出てきて。
 それからすすいでやっとモヤモヤは出なくなったんじゃ。
 じいさんは、「これで、やっと安心して洗濯できる!」と喜んでたよ。ほほほ…^_^

 よかったね。おばあちゃんはこまめに洗濯槽、掃除してるの?

 ん〜、本当は一月一回できたらいいんじゃろうけど、おばあちゃんはすぐ忘れるし。
 洗ったタオルに黒い点が付いているようなことがあったら、それはカビだから、洗濯槽の掃除のサインじゃね。
 さ、おばあちゃんはこれからきれいになった洗濯機で、お洗濯ひと頑張りᕦ(ò_óˇ)ᕤ

 ファイト、おばあちゃん!

※ちなみに、洗濯機のフタは、普段は開けておいてください。カビ対策です。また、洗濯するまでに長時間濡れたものを入れっぱなしにしないでください。

【チエばあちゃん後記】
 実は、おばあちゃん、今回の掃除はちょっと複雑な思いでした。
 まだ、カビ臭くないし、タオルにカビらしきものも付いて来ないので、あまりカビはでないかも…と思っていたのです。それでもこの写真のとおり。
 ぽんまるちゃんに見せてあげられたのは良かったのですが、やっぱり、カレンダーに印をして、夏場は一月に一回しようと決意したのでした…。

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次回もお楽しみに!