自叙伝書写 感動体験集

第59回 出会いが奇跡を生む

(岡山県、女性)

 それは素敵な一人の女性との出会いから始まりました。

 いつも私は車で出掛けるのですが、去年、病気で入院したため、今はバスに乗るようにしています。普通は家の近くのバス停から乗るのですが、なぜかその日は今まで一度も通ったことのない道を歩き、別のバス停から乗ることになりました。そこにその素敵な女性がいました。

 普段はなれなれしく人に話し掛けないのですが、なぜか私の方から「バスは駅の方に行きますか」と尋ねました。すると、その女性も「駅まで行きます」というので、ご一緒しました。
 バスの中では、ずっと前から知っているかたのように会話が弾み、駅まですぐに着きました。バスを降りて、電話番号の交換までしてしまいました。バスでの会話は10分間くらいで、その女性はFさんというかたでした。家に帰り、2、3日たつと、Fさんのことが気になり、近いうちに電話して食事でもしながら話がしたいと思うようになりました。

 しばらくして、どういうわけかFさんのことが気になり、電話しようと思っていた矢先、Fさんから電話を頂きました。そして7月1日、Fさんの自宅に伺い、いろいろな話をしました。また偶然にもお互い九州の福岡出身でした。話の中で、Fさんから「心の書写をしてみないですか」と勧められ、即座で「します」と返事をし、7月3日から書写を始めました。

 ところで私は30年間ひどい鼻炎だったのです。アレルギー性鼻炎で苦しみ、薬を飲まなかったら鼻水とくしゃみで呼吸が苦しくなるくらいです。ですから毎日の書写でしっかり祈願をしました。一字一字、心から祈りながら書きました。またいろいろなお話をする中で、文鮮明先生の教えについても話してくださいました。Fさんと話をしていると心が和みました。

 一週間くらいたった時に、薬も飲んでいないのに鼻水もくしゃみも止まっていることに気付き、びっくりしました。これはもう奇跡です。Fさんに話したら「えっ、まだ一週間なのにすごいねえ」と言われました。

 まだ書写を始めて1カ月弱ですが、鼻炎はほぼ治りました。これは本当に奇跡です。毎日書写をしていると、心が穏やかになり、なぜか自然に笑みがこぼれてきます。

 文先生の自叙伝を読むと、文先生の熱い世界平和への思いと情熱には感動の一言しかありません。先生の教えをしっかりと受け止めて勉強し、より一層書写に励み、いろいろなことを克服していきたいと思います。