周藤健先生の氏族メシヤ講座
宿命の道 23

 今、改めて家庭教会の勝利、神氏族メシヤの勝利の重要性が強調されています。
 そこで新たな段階での出発の時を迎えてこの2026年4月から、「氏族メシヤ」をテーマとした紙上講座(毎週金曜日〈予定〉)をお届けすることとなりました。
 内容は、周藤健先生(43双/2023年12月22日聖和、享年92)が1996年当時に氏族メシヤに関するみ言の解説としてまとめられた冊子『【氏族メシヤ講座】宿命の道』です。30年の月日がたっていますので、必要に応じて用語の表記など、一部、編集部が加筆し、修正を加えました。
 神氏族メシヤ勝利のためにお役立ていただければ幸いです。

第2部
摂理史の勝利者になるために

三、直接主管圏

(4)国家、世界レベルの祝福

 入籍ができたということは、長子権を完全に復帰したということです。長子権を復帰して、直接主管圏に入るのです。そして次に、国家レベルの祝福を受けるのです。同じ夫と妻ではありますが、祝福のレベルが違います。

 今までの祝福は教会レベルの祝福であり、しかも間接主管圏における祝福でした。長成期完成級までに解決すべき問題も、解決しないまま祝福を受けているとすれば、祝福後においてもたくさんの問題を抱えることになってしまいます。しかし、今後はそういう祝福家庭ではないのです。

 今後の祝福は、直接主管圏でのものであり、サタンと何の関係もない祝福なのです。サタンと関係のない、本然の祝福が初めてここでなされるのです。ですから、この祝福がなされれば、真の父母様が愛し合われるように、自由に愛し合っても、何の讒訴(ざんそ)条件もありません。そのような祝福圏に入っていくのです。

 最後に世界レベルの祝福がなされます。これは、世界が救われた時になされます。最近、真のお父様が語られたみ言の中に、恩赦(おんしゃ)についての内容がありました。間違った家庭があるとするならば、早く帰ってこなければなりません。

 国家レベルの祝福は、神の国全体の大きな行事になります。私たちは確かに間接主管圏の祝福において、夫婦が愛し合い、子供を生んでいます。ところが、国家レベルの祝福を中心として見れば、まだ祝福を受けていない立場でもあります。ですから、女性は復帰されたエバ、男性は善なる天使長という立場です。いわば、二重構造になっているのです。二側面があるということを心に留めておけばいいでしょう。

 直接主管圏に入って、国家レベルの祝福を受けて何をなすかというと、四大心情圏の復帰完成です。女性は、祝福を受けることにより真のアダムを発見して感動し、真の父母様を慕ってきた世界があります。情的には、そのような心情を養わなければなりませんが、それは摂理上の新婦の立場であって、実体的には新婦ではありません。

 実体的には、天使長からアダムに生まれ変わった自分の夫との間において、具体的に子女の愛、兄弟姉妹の愛、夫婦の愛、父母の愛を自分の家庭内において体恤(たいじゅつ)するのです。
 このようなことは、直接主管圏まで行ってからのことではありません。すでに皆さんの祝福を受けた家庭において、あるいは祝福前から準備して、この四大心情圏を具体的にいかに復帰するかという、涙ぐましい努力がなされていると思います。妻から夫へ、夫から妻へ、親から子へ、子から親へ、そして兄弟から姉妹へと、心情を復帰していく路程は同じです。その四大心情圏は間接主管圏においては完成しません。その土台の上に、最終的に完成するのは直接主管圏においてなのです。

 真の父母様、実のお父さんお母さんを貴く思い、真の父母様のために、実のお父さんお母さんのために、心の底から涙を流して親を慕う心情の世界。兄弟姉妹がお互いに自分の命よりも兄弟姉妹を貴く思う心情の世界。妻は夫を、夫は妻を、自分はどうなっても夫のために、自分はどうなっても妻のために涙を流しながら真心を尽くし合う心情の世界。

 また、子供に対しても同じようにして、祝福家庭自体がまさに今、四大心情圏を復帰しなければならない時なのです。それを今から努力しながら、最終的には直接主管圏の中で完成していくのです。