2026.07.14 12:00

週刊ぶれら 64
言葉は行動の影である
編集部
7月4日から12日までの9日間、都内の会場で「安倍晋三回顧展」が開かれました。
筆者も同回顧展に足を運んでみました。
開催趣旨には、冒頭こう記されています。
「本回顧展は日本の歴史に確かな足跡を残した安倍晋三元総理の人柄やことば等、ご遺品の展示を通じてパーソナルな部分から、安倍晋三元総理を偲ぶと同時に、自分と未来に向き合うきっかけの一つとなる企画を目指しています」と記されています。
言葉を通してその人となりを知ることができるというのは、誰もが経験的に感じていることだと思います。
古代ギリシャの哲学者、デモクリトスは「言葉は行動の影である」と述べています。
発せられる言葉は、その人の内面や行動の在り方をそのまま映し出すという意味です。
安倍晋三回顧展では、順路の最初のスペースに、安倍元総理が語られた言葉の数々が壁一面に刻まれています。
ほんの一部でしょうけれど、示された一つ一つの安倍元総理の言葉を読みながら、そこに実体の安倍元総理がいらっしゃるように感じました。
一部、引用してみましょう。
みずから立って前を向き、未来は明るいと信じて前進することが、次の世代の日本人に、立派な国、強い国を残す唯一の道です。(2013年2月28日 第183回国会 施政方針演説)
日本の将来を担う子どもたちは、国の一番の宝です。(2013年1月1日 平成25年 年頭所感)
一人一人が自信を持ってそれぞれの持ち場で頑張ることが、世の中を変える大きな力となると信じます。(2014年1月24日 第186回国会 施政方針演説)
世界の真ん中で輝く日本、希望にあふれ誇りある日本を創り上げる。(2020年1月20日 施政方針演説)
挑戦、挑戦、そして挑戦あるのみです。(2016年1月22日 ダボス会議・ジャパンナイト)
未来は私たちの手で変えることができます。すべては私たち日本人の志と熱意にかかっている。(2018年1月1日 平成30年 年頭所感)
内へと閉じこもる日本人を育ててしまうなら、それは世界に対する責任の放棄になります。(2015年5月23日 第21回国際交流会議「アジアの未来」)
常に変革を求めていく気持ちこそ大切なものを結果として守っていくことに私はつながっていくのだろうと思います。「闘う政治家」でありたいと考え、実践してきました。(2013年9月30日 第84回臨時国会 所信表明演説)
いかがでしょうか。
語られた言葉を通して、安倍晋三元総理のお人柄、思想、信念、夢と志といったものが伝わってきます。
いずれの言葉からも、安倍元総理の日本と世界、そして人々への熱い思いが伝わってきます。
回顧展を通して、心(思い)と言葉と行動を一つにして生きることの大切さを強く感じさせられました。
志は言葉を通して受け継がれていくものでもあります。
神を中心とする人生もまた、「み言」を相続してこそ、その「み旨」は受け継がれていくものなのだと思わされ、「訓読生活」の大切さに今さらながら気付かされた次第です。

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