ほぼ5分で読める統一運動 104
選民の行くべき道

稲森 一郎

 人間始祖アダムとエバが堕落して以来、神は人類救済の摂理を始められました。旧約聖書にあるように、救援摂理はイスラエル民族を選民に立てて行われました。

 ホーリーマザー・ハン、韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁の自叙伝には、次の記述があります。

 「イエス様は真の父母として、堕落した人類を重生、復活させ、神様の真なる子女として歩むことができるように導くべき仲保者でした。まさしく、私たちの父母となる方だったのです。しかし結果は、全く違うものとなってしまいました。責任を果たせなかったイスラエル民族がどのような蕩減を払うことになったか、歴史は如実に示しています。イスラエル民族は二千年間、国のない民としてさまようことになりました。これが歴史の真実であり、天の摂理です」(『人類の涙をぬぐう平和の母』、319ページ)。

 この内容を見ると、今日まで、イスラエル民族が世界史の中で国を失った流浪の民として蕩減を払ってきた苦難は、「責任を果たせなかった民族」として背負わざるを得なかった悲しみと苦痛であったことが分かります。

 さらに、韓鶴子総裁は、イスラエル民族の代わりに、神は新たに選民となるべき民族を選ばれたと語り、それが紀元前において「東夷(とうい)民族」と呼ばれる韓民族であると述べます。
 その理由として、ヨハネ黙示録に記された「小羊の婚宴」が、韓国に生まれた一人の男性と一人の女性によって、成就されたからであると言います。

 「イエス様は再臨し、『小羊の婚宴』をすると約束されました。再臨の時を迎えたら、キリスト教文化圏は最後に来る独り娘を迎えなければなりません。この重大な内容に関して、天は一度責任を果たせなかったイスラエル民族を、再び用いることはされませんでした。独り娘を誕生させる国と民族を、新たに選ばれたのです。
 天は、紀元前には東夷民族と呼ばれていた韓民族を選ばれました。農耕文化を築いた韓民族は、天を崇拝し、平和を愛する民族でした。この韓民族のキリスト教文化圏から、独り娘が生まれることになったのです」(同、319ページ)

 「小羊の婚宴」を行う場合、再臨主が韓国に生まれ、さらに天の独り娘が生まれて再臨主に出会い、小羊の婚宴を挙行する必要がありますが、その摂理的慶祝事が、1960年に起きたと、ご自身の身に成就した事実を語られているのです。

 現在、ホーリーマザー・ハン、韓鶴子総裁は拘置所の生活を送る苦難の最中にあり、韓国の政府や司法は、韓総裁を厳しく拘束する立場に立っています。

 もし、韓国の国民全てが選民として神に選ばれた民族であるという知識と理解によって摂理的な選民性を自覚するならば、イスラエル民族のように、イエスを十字架に追いやった歴史的過誤を繰り返してはならないと、選民としての責任を遂行する民族的決意に立たなければなりません。決して、韓総裁を迫害する立場に立ってはならないのです。

 また、人類救済の中心行事である「祝福結婚」を通して重生・復活がなされた祝福家庭が真の選民性を表すものであるとするならば、祝福結婚の数が世界で最も多い日本は、まさに選民国家であると捉えることができるのであり、韓鶴子総裁の苦境を解いて差し上げる重責を担っているといえます。

 熱烈な祈祷をささげる立場に置かれているのが日本の立場なのです。