ほぼ5分で読める統一運動 100
「良いものは決して滅びない」

稲森 一郎

 ホーリーマザー・ハン、韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁が自叙伝の中で語られた言葉があります。

 「『ショーシャンクの空に』は、私が印象深く観た映画の一つです。無念にも殺人の濡れ衣を着せられ、獄中生活をしていた主人公が、千辛万苦の末に脱獄し、自由を手に入れるというストーリーです。文総裁も無念な獄中生活を6度も経験したので、監獄に入れられた主人公の苦しみに深く共感し、感銘を受けた映画でした。
 その映画の最後に、手紙を読み上げるシーンが出てきます。

 希望は良いものだ。たぶん最高のものだ。良いものは決して滅びない。

 希望、真の愛、真の友情などは、どんなに時間が経(た)っても変わらず、その価値は消えません。真の愛は最も絶望的な状況においても、希望と勇気を呼び起こします。しかし今日、人々は道徳心を失い、物質万能主義に陥って、苦しみあえいでいます。これらすべての痛みは、自分を捨て、他のために生きる真の愛によってのみ、治癒されるのです」(『人類の涙をぬぐう平和の母』、243ページ)

 心が動かされます。
 今、統一運動を世界的に主導してこられた韓鶴子総裁は、治療のために一時的に病院にいらっしゃるとはいえ、拘置所に拘束された状態であり、夫の文鮮明(ムン・ソンミョン)師が6度にわたる獄中生活を経験されたと同じように、いわれのない罪を着せられ、拘置所の生活を送っていらっしゃいます。

 『ショーシャンクの空に』でも、無実の罪で獄中の生活を送る主人公が出てきますが、何の罪もない夫が6度も獄につながれたという出来事は、韓鶴子総裁が妻の立場で感じられた世界は言うに言えない思いがあったことでしょう。

 そして現在、同じ拘束状態が韓総裁にも降りかかっているのです。
 しかし映画の中で、手紙文に書かれた「希望は良いものだ。たぶん最高のものだ。良いものは決して滅びない」という言葉の意味を考えれば考えるほど、ホーリーマザー・ハンの心中に、「良いものは決して滅びない」という思いが、揺れ動くことなく、確固たるものとして燃え上がっていることでしょう。

 統一運動が真の愛によって人類を治癒する尊い運動であることを、やがて人類が知る日がやってきたならば、政治や司法、マスコミなどの社会的な権力によって故なくして裁かれ、罪人扱いにされて獄に送られた文鮮明・韓鶴子夫妻の苦難を思い起こし、人類は涙せざるを得なくなるでしょう。

 統一運動の中心に立っていらっしゃる文鮮明・韓鶴子夫妻は、そもそも、どんなお二人でしょうか。
 聖書のヨハネ黙示録に出てくる「小羊の婚宴」(聖婚式)を挙げたお二人であると、不動の自覚を持って立っていらっしゃるのです。

 真の愛で人類をかき抱き、自分を捨て、神と人類のために生きたおかたです。そのことは永遠に変わりません。その事実は決して崩れ去るようなものではありません。血と汗と涙によって人類救済の道を開き、歩まれた聖道がお二人の道です。

 罪がなかったにもかかわらず、人々は二人を憎み、迫害しました。そして獄に入れました。
 罪がなかったにもかかわらず、非難、中傷、罵倒を浴びせました。そして人々はありもしないそのような醜聞を信じました。

 このような道の先にあるものは、「希望」であり、「良いもの」「最高のもの」、天一国の輝きなのです。