ほぼ5分で読める統一運動 91
第3次世界大戦は共産主義(全体主義)と民主主義の戦い

稲森 一郎

 「サタンを中心とする悪主権の歴史は、再臨主が現れることによってその終末を告げ、神を中心とする善主権の歴史に変わるのであるから、そのときにサタンは最後の発悪をするようになる」

 これは、『原理講論』(538ページ)に掲載されている内容で、第1次世界大戦、第2次世界大戦が起きた20世紀の戦争(最後の発悪)を意味しています。
 さらに、このように続きます。

 「人類歴史の終末には、サタンを中心とする個性の完成、サタンを中心とする子女の繁殖、サタンを中心とする被造世界の主管など、三大祝福完成型の非原理世界をつくるようになる。ゆえに神の三大祝福を復帰する世界的な蕩減条件を立てるためには、サタンを中心とするこのような三大祝福完成型の非原理世界を、蘇生、長成、完成の三段階にわたって打つ三次の世界大戦が起こらざるを得ないのである」(同、539ページ)

 『原理講論』は、3段階にわたってサタン側を打つ世界大戦が起こる必然性に言及しています。その意味は、第3次大戦は必ず起こるということです。

 その戦争が何かというと、共産主義(全体主義)と民主主義の戦いです。
 具体的には、ソ連(ロシア)、中国、北朝鮮の3大国に対して、米国、日本、韓国の3大国が対峙(たいじ)し、最終的な戦争をせざるを得なくなると見ることができます。国際情勢はまさにそうなっています。

 「全体主義の指導原理は、すべての権威を多数におくのではなく、ただ一人の支配者におき、そしてその支配者の意志をもって国家民族の理念とするのである」(同、546ページ)という内容から見れば、中国(習近平)、北朝鮮(金正恩)、ロシア(プーチン)が全体主義の指導原理に従っています。

 全体主義と民主主義のそれぞれの3大国は、「元来神の三大祝福が完成されなかったのは、アダム、エバ、天使長の三存在が堕落してしまったからであった。ゆえに、三大祝福の復帰にも、それらを蕩減復帰するための三存在の関与が必要であった」(同、547ページ)という蕩減復帰(堕落した状態から、罪を償って、元の状態に復帰すること)の法則が、働いているからです。

 以上の観点から、今回の高市・トランプ会談の大成功を考えれば、日米同盟の強化は天の摂理にかなっており、喜ばしいことです。

 高市首相は319日、トランプ大統領との会談後、ホルムズ海峡への艦船の派遣について、「日本の法律の範囲内でできることと、できないことを詳細に説明した」と述べ、ホルムズ海峡における航行の安全、エネルギーの安定供給を含む中東地域の平和と安定の実現に向けて、日米間で緊密に意思疎通を続けていくことを確認したと語りました。

 また米国産エネルギーの生産拡大や重要‌鉱物での協力に加え、ミサイルの共同開発・生産など防衛分野でも複数の点で一致を見ました。
 対米投融資「第2陣」の内容は、テネシー州、アラバマ州のGEベルノバ日⁠立による小型モジュール炉(SMR)の建設、ペンシルベニア州の天然ガス発電施設、テキサス州の天然ガス発電施設の建設と、この3件で合意し、計730億ドル(約115千億円)規模に達します。

 懸念されるエネルギー供給に関しては、「米国産エネルギーの生産拡大に日米で共に取り組んでいくことを確認した」と語り、米国から調達する原油を日本で備蓄する共同事業を実現したい考えをトランプ氏に伝えました。
 高市氏は「調達先の多様化は日本、アジアのエネルギーの安定供給につながっていく」と意義を強調しました。

 中国やロシア、北朝鮮を牽制(けんせい)する日米同盟の深化は、「民主陣営は共産陣営に敗北してはならない、勝利せよ」という天の警告です。
 唯物論、無神論を標榜する共産主義によっては、人類の平和と幸福を決して実現できないからです。