世界はどこに向かうのか
~情報分析者の視点~

2次高市内閣がスタート
左翼、共産党の終焉は近い

渡邊 芳雄(国際平和研究所所長)

 今回は、216日から22日までを振り返ります。

 この間、以下のような出来事がありました。

 特別国会で高市早苗氏を首相に選任(218日)。デンマーク国王、グリーンランドを訪問(18日)。ソウル地裁、尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領に無期判決(19日)。トランプ米大統領、平和協議会初会合で演説(19日)。北朝鮮、朝鮮労働党大会開幕(19日)。米連邦最高裁、「相互関税」は違法と判断(20日)。「竹島の日」、閣僚出席せず(22日)、などです。

 特別国会が218日に召集され、首相指名選挙を経て、高市早苗氏が第105代内閣総理大臣に選任されました。全閣僚が再任され、第2次高市内閣がスタートしました。会期は7月17日までとなります。

 高市首相は20日、施政方針演説を行い、その中で「責任ある積極財政」、危機管理投資としての国内投資を促進して、「強い経済」を実現することを最優先すると明言。そして「物価上昇に負けない賃金上昇を実現する」と宣言しました。

 北朝鮮による拉致問題については、「全ての拉致被害者の帰国を私の任期中に実現したい」との決意を述べました。

 安全保障政策の抜本的強化を強調し、特にインテリジェンス機能の在り方の転換方針を打ち出し、政府の司令塔機能強化に向けて「国家情報会議」を設置し、内閣情報調査室を「国家情報局」に格上げする方針を表明したのです。

 さらに高市首相は、憲法改正の国会発議の早期実現と「皇室典範の改正」を強調しました。

 今は「天の時」です。この機会を逃すことはでません。
 与党議員は「発信力」を強化すべきです。SNSの駆使もその一つですが、何よりも高市首相が衆院選で見せたように、汗を流し、声をからし、涙を流してこの国の未来を訴えるべきです。

 国会での建設的議論が展開されるためには、野党の在り方が重要であることは論を待ちません。
 何よりもまず、「中道」(中道改革連合)は、米軍普天間飛行場の辺野古への移設問題など、曖昧にしている政策に対する明確な見解を国民に示すべきです。

 中道が負けたのは、負けた理由があったからにほかなりません。他者のせいで負けたと考える者は永久に勝てません。
 高市首相は他党の批判は口にしませんでした。ひたすら自身の政策とビジョンを説き続けたのです。

 中道の「理念」もよく分かりません。「分断と対立を政治的エネルギーとする風潮の中で、中道勢力を日本のど真ん中に置くことが重要だ」とし、新党の理念は「生命・生活・生存を最大に尊重する人間主義」だと強調したのです。人間主義がど真ん中とはどういう意味なのでしょう。

 マルクスがかつて、「宗教の批判は、人間が人間にとって至高の存在である、という学説をもって終わる」(ヘーゲル法哲学批判序説)と述べていたことをここに記しておきたいと思います。
 人間主義は共産主義と共鳴することを指摘しておきます。

 左翼政党は総崩れ状態でした。共産4議席(4議席減)、れいわ1議席(7議席減)、社民はゼロのままでした。
 一方、自民は東京の30全選挙区で勝利。沖縄県の全選挙区でも勝利したのです。まさに歴史的出来事でした。

 共産は参議院3、衆議院4で国会議員は7人となりました。唯一小選挙区で議席を持っていたのは沖縄1区でしたが、その「宝の議席」(共産)も自民に奪われたのです。
 沖縄県民の政治意識が「革命」的に変化しつつありますが、「中国の脅威」が原因です。

 2月9日に公表された共産党中央委員会常任幹部会の声明、「総選挙の結果について」において、「綱領、規約、科学的社会主義、党史の学習をさらにいっそう強化し、どんな情勢が展開しても前進を勝ち取ることができる、強く大きな党をつくる―このことを選挙の最大の教訓として銘記し、奮闘しようではありませんか」と述べています。

 もはや共産は終わっているといわざるをえません。マルクスが強調する「社会発展の法則」は完全に説得力を失っています。
 その根幹をなしているのは唯物史観(史的唯物論)であり『資本論』の内容ですが、そのいずれもが、社会主義は高度に発達した資本主義社会を経て、支配と被支配の関係が逆転する革命によって実現するというものでした。

 しかし歴史的現実は、ソ連、中国、北朝鮮など、社会主義国はそのいずれも、高度な資本主義段階を通過せずに誕生しています。
 マルクスの予言はことごとく外れたのです。共産に未来はありません。



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