2026.02.10 12:00

週刊ブレラ 44
「でっちあげ」と闘う
編集部
遅ればせながら、映画「でっちあげ 〜殺人教師と呼ばれた男」を視聴しました。
「でっちあげ」とは、「捏造(ねつぞう)」と同じ意味で使われる言葉です。ないことをあることのように作り上げることです。
同作品は、福田ますみ氏のルポルタージュ、第6回新潮ドキュメント賞も受賞した『でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相』が映画化されたものです。

ブレラ(Blessed Life)の読者の皆さんの中には、映画や原作をご覧になったというかたも多くいらっしゃることでしょう。
映画への論評はネット情報にお任せするとして、ここでは筆者の所感を紹介させてください。
作品を視聴して、“いじめ”を巡る真相を解明しようとする信念、そして真実を明らかにする勇気、それが作品に流れているテーマだと筆者は受け止めました。
筆者は、PTA(保護者と教師の会。 Parent-Teacher Association)活動や地域の一員の立場で学校の教育活動を支援する立場に長く携わった経験があります。
その経験からいえば、学校には大なり小なり“いじめ”が存在します。それは、児童による児童へのいじめだけではありません。
一時期よくいわれた「モンスターペアレント」も、場合によっては保護者による教師へのいじめとなることがあります。
「でっちあげ」という作品はまさに、児童を巡って起こった保護者と教師の齟齬(そご)、学校や教育委員会の事なかれ主義、さらにはメディアによって“社会”が扇動されるに至った典型的な事例を見せてくれています。
実際に筆者は、元PTA会長の立場で、児童の保護者(両親)に責められて苦悩する担任教師と学校側の状況について校長から相談を受けたことがあります。結果的に担任の先生は人事異動となりました。
筆者の見聞した出来事はメディアに取り上げられたわけでも、法廷闘争になったわけでもありませんが、「でっちあげ」を見ながら、あまりにも酷似する構図と、そこに流れる“空気”に触れて、既視感覚を拭えませんでした。
昨年(2025年)の11月、福田ますみ氏は「旧統一教会問題」に対する1200日の取材の結果を500ページ以上に及ぶ著作として完成させ、『国家の生贄(いけにえ)』のタイトルで上梓しました。書籍の帯には、「国家ぐるみのでっちあげ!/メディア報道と180度違う/旧統一教会問題の不都合な真実」の活字が躍ります。

いじめは学校だけの話ではなく、子供たちの間だけで起こる問題でもありません。
宗教団体に対しても起こります。敵対する勢力や反対する人々によって、メディアによって、そして“でっちあげ”に誘導された大衆によって…。
『国家の生贄』は、公安や政府、司法機関による“でっちあげ”にもメスを入れ、国家の弾圧、宗教迫害の事実を明らかにしています。
一日も早く『国家の生贄』が映画化され、「旧統一教会」の真実、一連の真相解明がなされることを切望します。
そして何より、私たちの社会から、いじめがなくなりますように。

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