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ダーウィニズムを超えて 141

 アプリで読む光言社書籍シリーズとして「ダーウィニズムを超えて」を毎週日曜日配信(予定)でお届けします。
 生物学にとどまらず、社会問題、政治問題などさまざまな分野に大きな影響を与えてきた進化論。現代の自然科学も、神の創造や目的論を排除することによって混迷を深めています。
 そんな科学時代に新しい神観を提示し、科学の統一を目指します。

統一思想研究院 小山田秀生・監修/大谷明史・著

(光言社・刊『ダーウィニズムを超えて科学の統一をめざして』〈2018520日初版発行〉より)

第九章 科学時代の新しい神観

(二)統一思想による新しい神観

6)創造の神
—美わしき地球の創造—

1. 水の惑星
 生命にとって水があるということは絶対的に必要な条件であるが、科学者は地球に海ができたことを次のように説明している。

 原始の惑星である地球に微惑星が衝突し、その中に含まれていた揮発性ガス成分が蒸発して原始の大気をつくった。それは水蒸気を主成分とする高温の大気であった。やがて微惑星の衝突が収まると地表の温度は下がり、大気は土砂降りの豪雨となって地表に降り注いだ。そのようにして地球は一面、海で覆われた水の惑星になったのである。

 それではなぜ水分を含んだ微惑星が都合よく存在していたのだろうか。なぜ微惑星の衝突が都合よく収まったのであろうか。なぜ地球は太陽からちょうどよい位置にあったのであろうか。もし地球がもっと太陽に近かったら、金星のように、水蒸気の大気は紫外線で分解されて宇宙に飛んで行ってしまったであろう。また地球が太陽からもっと遠かったならば、火星のように、水はすべて凍りついてしまったであろう。地球においては、見事に、水蒸気が雨になって降り注ぎ、海をつくったのである。やはり地球は水の惑星になるように仕組まれていたと見るべきである。

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 次回は、「酵素が多く、二酸化炭素の少ない空気」をお届けします。


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