2025.10.12 17:00

【テキスト版】
そうだったのか!人類一家族
第6回 「人類の真の父母」誕生
ナオミ:
皆さん、こんにちは。
「そうだったのか!人類一家族」へ、ようこそ。
ナビゲーターの「ナオミ」です。
「人類一家族世界」はどのようになされるのか。
これから皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。
ソウタ:
こんにちは、「ソウタ」です。
よろしくお願いします。
僕も人類一家族世界を一日も早く実現したいと願う一人です。

ナオミ:
ソウタ君。
今回は、共産主義の誤りについて学んでいこうかな。
復帰摂理、特に近現代史における神とサタンが対峙(たいじ)する一線という観点からも、共産主義問題を理解することは必須ね。
ソウタ:
そうなんですね。
確かに形はさまざまですが、共産主義は世界中に浸透し現代社会に深刻な影響を与えていますよね。
ナオミ:
共産主義思想は神を否定し、霊魂や霊界の存在も全て否定しているの。
共産主義思想は無神論であり、唯物的な進化論を軸として体系化されているわ。

ソウタ:
人間中心、物質中心の価値観で成り立っている、ということですね。
ナオミ:
そうね。
共産主義思想では、自然界も社会も「闘争によって発展している」と考えるの。
これを「唯物弁証法」というのね。
ソウタ:
ナオミさん。
聞いたことがあります。
例えば、卵の殻とヒヨコも闘争していて、ヒヨコは卵の殻との闘争に勝って生まれてくる、と考えるんですよね?

ナオミ:
そうね。
それと同じように、被支配階級である 労働者が支配階級である資本家と闘って勝利することによって、階級のない新しい社会になると考えたの。
ソウタ:
闘争によって発展するという思想から「暴力革命」を肯定する理論が生まれたんですね。
ナオミ:
階級のない共産主義が理想の社会であり、それを実現するために暴力革命を遂行することが「正義」だと考えるのね。
だから、それに反対する反革命を粛清すべきであると共産主義者は結論づけるわけね。
ソウタ:
「粛清」という名の殺人を正当化するとは恐ろしい思想ですね。

ナオミ:
この思想に基づいてつくられた国家が共産主義国家なの。
ソウタ:
かつての旧ソ連や東欧諸国などがそうですよね。
現在でも中国、北朝鮮は、共産主義に基づく国家体制ですね。
ナオミ:
共産主義者は階級もない、差別もない、“平等な社会”なるものの実現を掲げているわ。
歴史は常に被支配階級が支配階級を打倒して発展してきたと主張するのね。
そして最後に資本主義、帝国主義を倒して、共産主義世界が実現されなければならない、と強弁するの。
ソウタ:
でも実際には、平等どころか共産党の独裁体制によって独裁者と一部の幹部らが富と権力を独占していますよね。
私有財産を否定し、どんなに働いても評価されません。
そのため、労働意欲が低く、生産性も低下します。
研究や工夫をしないので、農業技術も革新されず、天候に左右され、それが飢餓の原因になったりもします。
ナオミ:
共産主義は、人間の本質を労働と見なしているの。
サルが労働することによって人間になったというような考え方なのね。
労働しない人間は価値がないことになり、人権が危ぶまれるの。
ソウタ:
ナオミさん。
共産主義国家では言論を統制し、監視や密告の体制を敷いて、党のことを悪く言えば強制収容所送りになったり粛清されたりもするんですよね。
ナオミ:
そうね。
共産主義者は支配階級が伝統文化や家族制度宗教などによって支配体制を維持し強化していると考えるの。
だから伝統文化や家族制度、宗教を否定し打倒してこそ、共産主義社会が実現できると、信じているのね。

ソウタ:
共産主義は闘争による発展を信じているので、軍事力の増強に力を入れますよね。
だから軍事費が拡大し続ける。
そのために経済が疲弊し、破綻することにもなるんですよね。
ナオミ:
ソウタ君。
ここで共産主義の問題を、復帰摂理の観点から考えてみようかな。
なぜ、共産主義の勢いがこれほど強くなったのか、ということについて。
それはね、キリスト教が再臨主を受け入れなかったために、世界摂理にサタンが侵害したと見ることができるわ。
ソウタ:
確かにソ連を中心に世界的に共産主義が
急激に拡大していったのは、第2次世界大戦後ですよね。
第2次世界大戦後から共産主義による世界赤化の津波が巻き起こってきた。
ナオミ:
1948年には朝鮮民主主義人民共和国が、翌1949年には中華人民共和国が建国されたわ。
そこからカンボジア、ベトナム、ラオスとアジアにも共産化は広がっていったの。

ソウタ:
ポーランド、ユーゴスラビア、アルバニア、ハンガリー、ブルガリア、ルーマニア、チェコスロバキアなど、東欧諸国も次々と共産化されていったんですよね。
ナオミ:
1949年にドイツが東西に分断され、1961年には「ベルリンの壁」ができたわ。
危機を感じた英国のチャーチル首相はNATO(北大西洋条約機構)に西ドイツを加盟させ、ヨーロッパを共産主義から守ることに影響を与えたの。
ソウタ:
アフリカでは南イエメン、モザンビークアンゴラ、エチオピアベナン、コンゴが、そして中央アジアのアフガニスタン、中米ではキューバ、ニカラグアが共産化されたんですよね。

ナオミ:
そうね。
世界の共産化が進み、1980年代初頭には世界の面積の約3分の2がソ連の影響圏の下に置かれるようになったのね。
あとは日本と米国が共産化されれば、世界の共産化が実現すると信じる人も多くいたそうよ。
ソウタ:
そうなんですね。
なんかぞっとしますね。
ナオミ:
共産主義圏では人々の思想統制を行い、従わない者は無慈悲に「粛清」するの。
ソ連ではスターリンが2000万人以上を粛清したわ。
カンボジアではポル・ポトによる共産革命によって100万人以上が粛清され、中国では毛沢東による文化大革命で少なくとも4000万人が粛清されたといわれているわ。
その数を合わせると、戦後70年間で1億人を超える人々が共産主義の犠牲になったともいわれているのね。
ソウタ:
約6000万人が犠牲になった第2次世界大戦よりも、はるかに多くの人が戦後、共産革命による粛清で亡くなっているんですね。
ナオミ:
文鮮明(ムン・ソンミョン)先生は“共産主義は根本から誤ったサタンの思想である”と訴えて闘い続けてこられたの。
次回からは、文鮮明先生ご夫妻が共産主義問題と闘ってこられた軌跡をたどっていくわね、ソウタ君。
ソウタ:
はい、ナオミさん。
心して臨みます!

ナオミ:
皆さん、いかがでしたか?
「そうだったのか!人類一家族」
今回はこの辺で。
次回もお楽しみに!
それでは、またお会いしましょう!