2025.09.26 22:00

【テキスト版】
そうだったのか!人類一家族
第6回 「人類の真の父母」誕生
ナオミ:
皆さん、こんにちは。
「そうだったのか!人類一家族」へ、ようこそ。
ナビゲーターの「ナオミ」です。
「人類一家族世界」はどのようになされるのか。
これから皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。
ソウタ:
こんにちは、「ソウタ」です。
よろしくお願いします。
僕も人類一家族世界を一日も早く実現したいと願う一人です。

ナオミ:
1950年6月25日。
文鮮明(ムン・ソンミョン)先生が興南(フンナム)の収容所に収監されていた時、文先生が30歳の頃ね。
その日、朝鮮戦争が勃発したの。
突如、北朝鮮軍10万が韓国に侵攻したのね。
ソウタ:
ナオミさん、知っています。
3日で首都ソウルが陥落し、韓国軍は総崩れとなったんですよね。
ナオミ:
そうよ、ソウタ君。
よく知っているわね。
韓国は南端の釜山(プサン)周辺を残すだけという、絶体絶命の状況に追い込まれたの。

ソウタ:
急きょ国連は安全保障理事会を招集し、国連軍の出動を決定したんですよね。
ナオミ:
そのとおりよ。
世界から16カ国が参戦したの。
9月15日、国連軍総司令官のマッカーサーは、「仁川(インチョン)上陸作戦」を強行し、これを奇跡的に成功させたの。
北朝鮮軍は分断され、後退していったわ。
ソウタ:
ナオミさん、今回も予習してきました。
その時の興南の収容所の様子を、僕が話してもいいですか?
ナオミ:
もちろんよ。

ソウタ:
北朝鮮は強制労働収容所の囚人を順番に銃殺していったんですよね。
翌朝には、文先生が銃殺される順番だった。
その直前の10月14日未明、国連軍のB29爆撃機が興南を爆撃し、監獄も爆破されてしまった。
でも文先生は、そこから生きて解放されたんですね。
ナオミ:
その後国連軍がソウルを奪還し、38度線を越え、朝鮮半島全土を手中に収めようとした時、中国軍約100万が突入してきたの。
続々となだれ込んでくる中国軍の人海戦術に、国連軍は恐れて戦線を維持できず、後退せざるを得なかったの。
ソウタ:
一進一退の戦況だったんですね。
興南における文先生の解放も、映画の一場面を見ているようで、想像するだけで興奮してきます。
ナオミ:
そして1953年7月27日、アメリカと中国が主導して休戦協定が結ばれることになるの。

ソウタ:
だから朝鮮半島は、再び南北に分断されることになり、今も休戦状態なんですね。
ナオミ:
そうね。
分断という悲劇はまだ終わっていないということね。
1950年10月14日に興南から解放された文鮮明先生はすぐに南には避難せず、平壌で弟子たちを捜されたの。
その時、足を骨折して逃げ遅れた一人の弟子を発見されたのね。
ソウタ:
ナオミさん。そのエピソード、僕、知ってます。
そのお弟子さんは、文先生の足手まといになりたくないので、「私を置いていってください」と懇願したんですよね。
でも文先生は、「おまえが死ぬ時は、私も死ぬ時だ」と言われ、自転車に乗せて一緒に避難された。

ナオミ:
そうね。
そして文先生は、臨津江(イムヂンガン)を渡り(北緯)38度線を越える時には、「私が責任を持って北を解放します」と涙ながらに祈られたの。
ソウタ:
文先生の南北分断への悲しみ、そして南北統一への強く深い思いが、ずしんと伝わってきます。
それは朝鮮半島を見つめる神様の心情でもあるんですね。
ナオミ:
1951年1月27日。
文先生は朝鮮半島南端の釜山に到着されたの。「乞食同然の姿であった」というわ。
文先生は、段ボールと土をこねて広さ2畳ほどの小屋を造り、人類救済のための新しい真理である統一原理を『原理原本』として執筆され、まとめ始めたの。

ソウタ:
焦土と化した朝鮮半島。
食べるのもままならないような、貧しくて苦しい中で文先生は、神と人類に思いをはせながら、救いの道を示していかれたんですね

ナオミ:
そうね。
まさにどん底からの再出発ね。
だけど、何かに引き寄せられるように、たくさんの人々が文先生のもとに集まってきたの。
そして1954年5月1日、文先生が34歳の時、第2次世界大戦後に神の摂理を支える使命を果たせなかったキリスト教に代わる団体をソウルに創立されたの。
それが、世界基督教統一神霊協会なのね。
ソウタ:
「統一教会」の登場ですね。
人類救済の神の摂理の再始動ですね。

ナオミ:
1960年陰暦3月16日。
文鮮明先生は韓鶴子(ハン・ハクチャ)女史と聖婚されたの。
文先生が40歳、韓女史は17歳だったわ。
ソウタ:
23歳の年の差だったのですね。
ナオミ:
それは、一般的な結婚とは全く違うものだったの。
すでに統一原理で学んだように、人間始祖アダムとエバの失敗を蕩減復帰し、「人類の真の父母」となるための結婚式だったの。

ソウタ:
ついに、人類一家族世界実現の鍵を握る「真の父母」が誕生されたのですね!
ナオミ:
そのとおりね、ソウタ君。
文鮮明先生が「真の父」の道を開き、韓鶴子女史は「真の母」の道を開かなければならない立場だったの。
そのためには、歴史上の全ての女性の苦労と苦痛を通過する道を韓女史は行かなければならなかったのね。
14人の子女を生み育てながら、文先生と共に世界を何度も巡回され、世界的女性指導者の道を開いていかれたの。
ソウタ:
真の父の文鮮明先生と真の母の韓鶴子女史ご夫妻が、真の父母として「真の家庭運動」を世界的に展開し、人類の家庭救援の道を開いていかれたのですね。

ナオミ:
皆さん、いかがでしたか?
「そうだったのか!人類一家族」
今回はこの辺で。
次回もお楽しみに!
それでは、またお会いしましょう!