2025.09.12 22:00

【テキスト版】
そうだったのか!人類一家族
第5回 生きて十字架の道を越えた再臨のメシヤ
ナオミ:
皆さん、こんにちは。
「そうだったのか!人類一家族」へ、ようこそ。
ナビゲーターの「ナオミ」です。
「人類一家族世界」はどのようになされるのか。
これから皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。
ソウタ:
こんにちは、「ソウタ」です。
よろしくお願いします。
僕も人類一家族世界を一日も早く実現したいと願う一人です。

ナオミ:
ソウタ君、ユダヤ民族に受け入れられなかったイエス・キリストが、どのような道を歩んだかは知っているわね?
ソウタ:
はい、ナオミさん。
イエス様は迫害を受け、十字架の道を行かれました。
ナオミ:
再臨のメシヤもまた、受け入れられなかった時、迫害を受け、十字架の道を行くようになったのね。

ソウタ:
文鮮明(ムン・ソンミョン)先生は牢獄に入れられ、拷問を受けるなど、過酷な道を行かれたんですよね。
ナオミ:
そうね。
1948年2月22日、文先生は北朝鮮の警察機関である、内務署に連行されたの。
28歳の時だったわ。
ソウタ:
知っています。
文先生が神から啓示を受けて、平壌(ピョンヤン)で天のメッセージを伝えていた時だったんですよね?

ナオミ:
文先生は、「社会秩序紊乱(びんらん)罪」の罪名で強制労働5年の実刑判決を受けてしまったの。
ソウタ:
その背後では、文先生を抹殺しようという、キリスト教指導者と共産党が共謀していたんですよね?
ナオミ:
そうね。
文先生は6月21日、興南(フンナム)の収容所に移されてしまったの。
ソウタ:
興南の収容所は、日本統治時代に日本窒素肥料株式会社が造ったアジア最大の肥料工場を、共産党が強制労働収容所として利用したものなんですよね?
ナオミ:
ソウタ君、よく知ってるわね。
そのとおりよ。
ソウタ:
今回も、結構予習してきました。
ナオミ:
共産党は、当局の意向に従わない者を、「思想犯」として強制労働をさせていたの。
そこは過酷な労働によって囚人の半数が一年以内に死んでいく、「人間屠殺場(とさつじょう)」ともいうべき収容所だったの。

ソウタ:
興南の収容所での歩みは、再臨主である文先生が歩まれた現代の十字架の一つであるといえますね。
ナオミ:
そのとおりね。
囚人たちは、山のように積み上げられた肥料の原料である硫安をカマスに詰める重労働をさせられていたのね。
硫安工場で6カ月も働けば、喀血(かっけつ)して死ぬ人もいたそうよ。
10人一組で1日1300袋のノルマをこなせなければ、食事が半分に減らされたというの。
ただでさえ、雑穀、汁、水一杯ずつの粗末な食事だったのね。
だから皆、骨と皮だけにやせ細って次々と死んでいったそうなの。

ソウタ:
文先生が受けた5年の刑は、死刑を意味するものだったんですね。
ナオミ:
収容所では、食事中に死んだ囚人がいたらその口を開け、その中のご飯粒を取り出して食べる人がいるほどだったそうよ。
ソウタ:
まさに地獄の光景ですね。
文先生は、想像を絶するような環境で2年8カ月間を耐えて生還されたんですね。
文先生は、どのようにしてこの地獄のような環境を克服されたのでしょうか。
ナオミ:
死人の口から食べ物を奪うような修羅場の中においても、自分のご飯の半分を他の囚人に分け与えたの。
その囚人は感動し、感謝して食べたそうよ。
文先生は約3週間そうやって実践した後、初めて握り飯一つを食べたの。
その時、神様から食事を与えられたという、その感動を食べたというのね。
不思議なことに、文先生の体重は減らなかったそうなの。

ソウタ:
そうだったんですね。
文先生のお母さんが差し入れを持ってきた時、その差し入れを他の人に全て分けてしまったと聞きました。
なぜ、そこまでされたのでしょうか。
ナオミ:
それはね。
サタンの讒訴(ざんそ)を受けず、愛で屈伏させるためだったの。
ソウタ:
文先生はサタンと闘っておられたのですね。
しかしお母さんにはそれが分からなかった。
ナオミ:
苦労して得た差し入れを他の囚人に与える息子の姿を見て泣き叫ぶお母さんに、文先生はこう言われたの。
「私はあなたの息子である前に、神の息子なのです」と。

ソウタ:
極限の状態の中では人間性を失うのが普通ですよね。
しかし文先生はそうではなかった。
文先生は地獄の底で神の子としての人間の尊厳を立てる闘いをされたんですね。
ナオミ:
文先生はたった一杯だけの貴重な飲み水で、朝、体を清め、神から頂いた体を清潔に保つ努力をされたの。
そして誰よりも早く起きて祈る生活をされたのね。
狭い場所でもできる独自の体操を編み出し、体力を維持する努力もされたそうよ。
文先生は、一番難しい仕事を自ら率先して担当されたの。

ソウタ:
自分を殺すために共産党が与えている仕事を、神が与えた仕事であるかのように取り組まれたんですね。
すご過ぎます!
ナオミ:
マラリアにかかった時も休まず、フラフラの体で仕事をされたそうよ。
そのような姿に共産党も「模範労働者賞」を毎年与えざるを得なかったのね。
このような文先生の姿を見て、獄中で12人以上が文先生の弟子になる基準が立ったの。
ソウタ:
イエス様の時は12弟子が皆逃げてしまったけれど、文先生は極悪な興南の収容所の中で運命を共にする12人の弟子を立てていかれたんですね。

ナオミ:
皆さん、いかがでしたか?
「そうだったのか!人類一家族」
今回はこの辺で。
次回もお楽しみに!
それでは、またお会いしましょう!