2025.10.04 22:00

ほぼ5分で読める統一運動 68
統一運動の歴史は祝福結婚運動の歴史
稲森 一郎
世界平和実現のための統一運動が着実にその運動を進め、世界的な平和運動に成長することができた大きな理由は何でしょうか。
それは、ただ単に政治や経済の面だけで平和を追う運動としてではなく、平和の基礎、平和の出発点は家庭であるという思想から取り組んできたからです。
人間が生まれ育った所が家庭です。ここに全ての原点があります。
家庭が出来上がるためには、男女の結婚が必要です。すなわち平和は、「結婚」と「家庭」から考察すべきテーマであるという考えが統一運動の平和観であり、そのような思想の観点から統一運動は始まっているということです。
統一運動の結婚観は、「祝福」という言葉で語られます。ただの結婚ではなく、「祝福結婚」という言葉を使います。
結婚は人類に対する神の最大の祝福であるという意味です。
祝福結婚の歴史は、1960年に始まります。この年、何があったのかといえば、統一運動を主導されてきた文鮮明(ムン・ソンミョン)師と韓鶴子(ハン・ハクチャ)女史の結婚式(「聖婚式」といい、「小羊の婚宴」とも)がありました。
聖婚式は1960年4月11日(旧暦3月16日)に行われました。そして1960年4月16日(陰暦3月21日)、ソウル市龍山区青坡洞前本部教会において、3弟子である金榮輝(キム・ヨンフィ)先生と鄭大和(チョン・デファ)先生、劉孝元(ユ・ヒョウウォン)先生と史吉子(サ・ギルチャ)先生、金元弼(キム・ウォンピル)先生と鄭達玉(チョン・ダロク)先生の3組の祝福式が行われます。
これを起点とし、以下、祝福結婚式のオンパレードとなる統一教会(統一運動の主体)の祝福の歴史が現在まで続いています。
主な祝福結婚式を列記します。
*33組:1961年5月15日
*72組:1962年6月4日
*124組:1963年7月24日
*430組:1968年2月22日
*43組:1969年5月1日(13組=米国〈2月28日〉、8組=西独〈3月28日〉、22組=日本)
*777組:1970年10月21日
*1800組:1975年2月8日
*2075組:1982年7月1日
*6000組:1982年10月14日
*6500組:1988年10月30日
*1275組:1989年1月12日
*3万組:1992年8月25日
*36万組:1995年8月25日
*4000万組:1997年11月29日
*3億6000万組第1次:1998年6月13日
*3億6000万組第2次:1999年2月7日
*4億組第1次:2000年2月13日
*4億組第2次:2001年1月27日
*60組聖職者祝福式:2001年5月27日
*4億組第3次:2002年2月16日
*14万4千組国際聖職者祝福式:2002年4月27日
*超宗教超国家祝福結婚式:2002年7月3日
*4億組第4次:2003年7月13日
*4億組第5次:2004年7月26日
*4億組第6次:2005年8月1日
*2007太平聖代平和交叉交体祝福結婚式:2007年7月5日
*2008太平聖代神文明平和祝福結婚式:2008年10月12日
*2009太平聖代神文明平和祝福結婚式:2009年1月31日
*10・14真の父母様天宙祝福式:2009年10月14日
*1・4真の父母様天宙祝福式:2010年2月17日
*天地人真の父母定着完了10・14祝福式:2010年10月10日
*天地人真の父母勝利解放完成開門時代祝福式:2012年3月24日
と記していけば、どれほど統一運動の核心として「祝福結婚」および「祝福家庭」というテーマが重要なものであるかが分かります。
特に、1992年から3万組の大型「祝福結婚式」が挙行されて以降、何百万、何千万、何億という祝福結婚式が世界中で挙行されてきた歴史は、驚異的であり、これが統一運動の強固な基盤形成につながっていることは明らかです。
統一運動の平和運動は、結婚と家庭を根本的なテーマとして捉え、推進されてきました。
今、世界中で各国の為政者たちおよび世界の各家庭が悩んでいる問題は、結婚問題、さらには家庭問題です。
これらが平和の基礎であることを考えるならば、文鮮明・韓鶴子夫妻の祝福結婚の推進がどれほど、深い洞察と思想に立脚しているかを認識することができると同時に、祝福結婚を神の摂理の中心として語っていらっしゃるご夫妻の見識に強い感銘を受けざるを得ないのです。