ザ★Q&A【人生編】6

 今回は、「人生編」の第6回をお届けします。
 掲載内容は、『応答話法集』を参考に、編集部が再編集したものです。

Q. 家族に信仰を持つことを反対されています。どうしたらよいでしょうか?

A. これはあなたの主体的な自覚と決意の問題になってきます。信仰することが正しいと思ったら、誠意を込めて、反対している家族と話し合うことが大切です

 人生の重要な問題の判断について、いろいろな人の意見を聞き、参考にすることは、大切なことです。

 その場合、大事なことは、その問題に関して最も適切な判断のできる人に聞くということです。
 そしてさらに大事なことは、それらの意見はあくまでも参考にするものであり、最終的には自分自身の主体的な判断・決断によって決定するということです。

 家族であれば、当人のためと思っての反対であることは間違いないとしても、その判断が正しいかどうかは別問題です。
 心はその人のためを思っていたとしても、誤った判断を押し付けてしまえば、かえって不幸に陥れることになりかねません。

 信仰をやめさせるために拉致や監禁などの行為に及ぶことは、決して許されません。

 結局、自分の人生は自分が責任を持たなければならないのですから、自分が正しいと判断した道を進む決意を持つことが大事です。

 これが、大学進学や就職、結婚など、世間一般の問題であれば、家族の人たちにも経験があり、判断する力がある場合も多いでしょう。それでも、最終的には自身の決断しかないのです。

 家族の人たちが、どれほど理解した上で反対しているかを考えれば、単に家族の反対があるからという理由で信仰しないというのは、自分自身にとっても、また結局は家族全体にとっても、賢明な判断とはいえないでしょう。

 要は当人の主体的な自覚と決意の問題です。信仰することが正しいと思ったら、誠意を込めて、反対している家族とも話すことです。
 あなたの幸福を願っている以上、きっと理解してくれる可能性はあるはずです。

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 次回は、10月24日の配信を予定しております。