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神様に愛された日 48

 『神様に愛された日』を毎週土曜日配信(予定)でお届けします。
 「私が出会った神様の真の愛」をテーマに家庭連合の教会員による応募作品から選ばれた証し(テスティモニー)をまとめた作品集。心が温かくなる証しの数々をBlessed Lifeでもお読みいただけます。(一部、編集部が加筆・修正)

(光言社・刊『神様に愛された日-48のテスティモニー』〈2010219日第2刷発行〉より)

第五章◆自然の中の神様

【幸せの記録47】

 じーじとぼくは、サイクリングに行くことにしました。風は、目をゆらしてぼくたちをみると、サラサラとついて来ました。
 しばらく走ると、川が見えてきました。風は、葉っぱを一枚とると、川に泳がせてあげました。
 またしばらく走ると、ぼくたちは、汗をかきました。すると風は、シューッと口で吹いてくれました。そして自分の耳で、
 「ちゃんと吹けているかな?」
 と、たしかめていました。
 ジャカトン、ジャカトン!
 田んぼのあぜ道まで来ました。
 風も音をおぼえて、いっしょにジャカトン、ジャカトン!と走りました。
 そして、目的地につきました。そこは、陽にてらされたいなほが、金色に光っていました。その上を、風がうねって右へ行ったり、左へ行ったりしました。その様子が楽しそうで、感動しました。

 そこでじーじが、歌を歌ってくれました。

 誰が風を
 見たでしょう?
 ぼくもあなたも
 見やしない
 けれど木の葉を
 ふるわせて
 風は
 通りぬけていく
(「風」詩・ロセッティ、訳・西條八十)

 風はとう明だけれど、ぼくと同じで、目も耳も心もあると思います。
 それは、創(つく)った神様に似ているからです。
 だから、ぼくはあの日、神様と一緒にサイクリングに行ったんだ!!と思います。

(小2 男子

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 次回は、「千年万年見ていたい」をお届けします。


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