2025.08.25 17:00
スマホで立ち読み Vol.40
『韓鶴子総裁御言選集 5』14
天の父母様聖会 世界平和統一家庭連合/編
スマホで立ち読み第40弾、『韓鶴子総裁御言選集 5』を毎週月曜日(予定)にお届けします。
シリーズの最終巻となる第5巻には、2018年のJapan TOP GUNで語られたみ言から、2022年の在韓日本宣教師会40周年記念特別集会で語られたみ言までの全39編が収録されています。
第1巻の立ち読みはコチラから!
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6 母の国の責任を果たす「神日本」となりましょう
2018年7月22日(天一国6年天暦6月10日)
日本・岡山
*復興祈念2018孝情(ヒョヂョン)文化ピースフェスティバル・イン・岡山に送られたみ言(ことば/文善進〈ムン・ソンヂン〉世界本部長の代読)
天の摂理の終着点は天の父母様に侍(はべ)ること
イエス様は、十字架によって亡くなる中で「また来る!」とおっしゃいました。もし当時、イスラエル民族がイエス様と一つとなり、イエス様が真の父母の位置に進んでいたなら、ローマ帝国を通して、イエス様を中心とする地上天国が実現していたことでしょう。それが成されなかったのですから、どれほど無念で悲しい歴史でしょうか?
イエス様の十字架事件の後、聖霊の役事を受けた使徒たちによってキリスト教が出発しました。それはイタリア半島を通してヨーロッパ大陸に広がり、島国であるイギリスにまで至りました。イギリスを中心とするキリスト教文化圏の国々が、大西洋文明圏時代を開いたのです。そうして、世界に進出しました。イギリスは一時、「太陽の沈まない国」と言われました。しかし結果は、どのようになりましたか? 彼らもまた、イエス様の本質が分かりませんでした。ために生きる生活と真の愛を実践せず、利己主義によって自国の利益を考えたために、結局は略奪する文明となったのです。
天が、責任を果たせなかった人間や国を再び用いることはありません。新婦を探し出すことのできなかったイエス様は、「また来る」とおっしゃり、そうして「小羊の婚宴」をすると言われたので、2千年続いてきたキリスト教文化圏は、「小羊の婚宴」をすることのできる新婦、独り娘を誕生させることのできる基盤とならなければなりません。
天はアジアの韓半島を通して、2千年間準備してこられました。そうして1943年、独り娘が誕生したのです。1945年に韓国が解放されましたが、南と北は民主主義と共産主義に分かれました。当時の私は、故郷である北側にいました。キリスト教の多くの神霊的教団では、再臨のメシヤは平壌(ピョンヤン)に来ると信じていました。そのため私たちの家は、南下することを考えなかったのです。ところが、日本で勉強をしていた叔父が、故郷に帰らず韓国の軍隊に入ったと電報が来ました。そうして、三代の母と娘が南に下ることになったのです。
神様の創造原則を見ると、神様は人間に時間を下さいました。2千年を経て探し出した独り娘が子供では、摂理を導くことはできません。安全に成長しなければなりません。そのため、天は私のために南下させたのですが、南下してから2年後に、韓国動乱(朝鮮戦争)が起こることになります。当時の韓国は、北側を相手にする準備ができていませんでした。世界に知られた国でもありません。しかし、どうして国連の16カ国が韓国動乱に参戦し、善意の血を流したのでしょうか? 天は私に成長期間を与えなければならず、私が成人になるまで保護しなければならなかったのです。
私は時を知っているので、決心し、1960年に真の父母の位置に進みました。堕落した人類は、固く信じているからといって、神様の前に進み出ることはできません。誤った血統を変えてこそ、神様の子女となるのです。そのように導いてくださる方が、人類の真の父母です。そのため、私たち家庭連合は、祝福理想と祝福家庭を深く褒めたたえます。
祝福は、分かち合えば分かち合うほど、大きくなるのです。ですから、すべての祝福家庭に、氏族メシヤになりなさいと言いました。彼らが国と世界に向かって出ていくとき、人類が願う平和世界、天の父母様(神様)を中心とする人類一家族の地上天国を実現できるのです。
きょうの話の題目は、「人類文明史から見た、天の摂理の終着点はいつだったのか?」です。私が今話したと思います。そして今日、私たちはどのようにしなければならないのでしょうか? 一人、一国が優れているからといって、平和世界が実現することはありません。皆が一緒に優れていなければなりません。今の韓国の南北統一問題もそうです。人間が中心であっては、完全な統一ははるか遠くです。皆が自分の利益を先に考えるからです。全体を見ることができず、現在の自分を中心として考えるからです。問題の答えは、家庭から氏族、国家、世界の本来の主人である、創造主・天の父母様に侍る道しかありません。
(続く)
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次回は、「孝情の心情文化革命の旗のもと、堂々とした二世、三世となろう」をお届けします。