https://www.kogensha.jp/shop/detail.php?id=4323

シリーズ聖歌

 世界平和統一家庭連合の「聖歌」を、第一部1番から順にご紹介してまいります。

 今回は、聖歌の第二部2番「嘆きを吹きとばせ」をお届けします。

 昔、よく真のお父様(文鮮明〈ムン・ソンミョン〉先生)が手を振って口ずさまれていた歌なので、音楽に堪能な男性が譜にとって残しました。

 作者ははっきりしませんが、一説によると李龍道(イ・ヨンド)牧師ではないかと伝えられています。李龍道牧師は韓国における霊的運動の新興先駆者で、アメリカ伝道をした故・金永雲(キム・ヨンウン)女史が少女時代に師事していたそうです。

 この歌を理解する時には、まず日本とは違う韓国の冬を考えなければならないでしょう。零下20度を超えるともいわれる寒さは厳しいものです。長く暗い冬に耐える人は、春を待ち焦がれています。世界の中でも、寒い地方は信仰が強く、それ故にサタンもまたそういう国を奪ってきたのですが、「春を待つ心」はメシヤをひたすら待つ心に通じるのです。サタンの勢力の吹き荒れる酷寒に耐えて、いつか必ず訪れる春——、来たりたもう主を待ち望むのです。

 歌詞に出てくる蝶(ちょう)やひばりは春の象徴であり、み言を受けて生きた人々のことをも表します。静かに意味をかみしめていると、艱難(かんなん)を乗り越えていく気迫を持った信仰者の姿が伝わってきます。お父様はご自分の心の中を、そのまま表現した歌として愛唱されたそうです。

(参照:『聖歌のめぐみ』)


 他の聖歌もYouTubeU-ONE TVチャンネルの再生リスト「聖歌」からご視聴いただけます。